柳楽優弥は日本を代表する若手俳優の一人で、もともとは子役からデビューした過去を持っています。しかも2004年にデビュー作である映画「誰も知らない」で新人男優賞を受賞しましたが、この後、12年間ほど伸び悩んだ時期が続きました。
プロフィールとしては2002年、12歳の頃に友達が芸能事務所に所属していたのが楽しそうに見えて、自分自身も芸能界入りを希望しました。スターダストプロモーションに応募して入所が決まり、そして初めてのオーディションが映画「誰も知らない」でした。
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初のオーディションでしたが、監督から「目に力がある」と言われて主役に抜擢されて、俳優デビューとなりました。この「誰も知らない」はカンヌ国際映画祭に出品されて、なんと史上最年少の14歳で男優賞を受賞しました。その他にも日本国内でいくつもの新人賞を受賞して、一躍時の人になりました。
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その後も2005年に「星になった少年 Shining Boy & Little Randy」、2006年に「シュガー&スパイス 風味絶佳」、2007年に「包帯クラブ」、2009年に「戦慄迷宮3D THE SHOCK LABYRINTH」、2010年に「すべては海になる」で主演を務めました。ただこれらは決して評価は悪くありませんが、デビュー作の「誰も知らない」のインパクトを超えることができなく、あまり印象に残ることがなく、また2008年の頃から体調を崩して仕事量をセーブするようになりました。
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そのため柳楽優弥は鮮烈な映画デビューを果たしましたが、他にいる多くの子役と同様に成長するに従って思い悩むようになっていきました。また子役時代にデビューしてすぐに新人賞を受賞したことで、知らず天狗になっていた部分もあり、成長した後にその当時を振り返って「わがままで生意気だった、10代の自分が今ここにいたらぶん殴ってやりたい」と言っています。
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また体調を崩した理由の一つに家族との衝突もあり、10代の多感な年代で一躍トップスターに上り詰めたことから、かなりの悩みを抱えていたことが分かります。
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その後、柳楽優弥は2010年の19歳の頃に結婚しましたが、若い頃の生意気な態度や傍若無人ぶりから仕事が激減、アルバイトをして生計を立てていたというのですから驚きです。2014年のテレビドラマ「アオイホノオ」でこれまでのイメージを一新する姿を見せて、演技力の高さを見せつけ、それ以降は順調に仕事が入り日本を代表する俳優の一人として認識されています。