尾崎豊の息子・尾崎裕哉の歌声が父親そっくりで話題になっています。尾崎豊の早逝は惜しまれることでした。尾崎豊は26歳という若さで急死しています。子どもがひとりだけいて、それが尾崎裕哉でした。尾崎豊は子煩悩で、仕事中も「早く仕事を終えて裕哉と遊びたいな」と言っていたそうですから、その愛息が、自分とそっくりな歌声ということで、今頃喜んでいることでしょう。歌声というのは遺伝するものなのですね。福田こうへいの父も民謡歌手であり、福田こうへいは、あの通りの、他を圧倒する名歌手です。
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森昌子と森進一の息子も、世界で絶賛される歌唱力で知られています。森昌子と森進一の息子の場合は、どちらに似ても名歌手になれるわけでしょうが、普通は親子で似るかどうかは、五分五分なはずです。尾崎裕哉の場合は、その二分の一の確率での遺伝が運良くおこなわれた、ということになります。子どもがひとりだけでしたから、良かった良かったと喜んでいる尾崎豊ファンも少なくなさそうです。
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尾崎豊は、シンガーソングライターでした。歌がうまいだけでなく、自分で作詞作曲して歌っていました。それが、森昌子や森進一と異なる点です。尾崎裕哉に、その作詞作曲の才能が遺伝していたとしたら、たいへんな確率での遺伝がなされたということになります。子どもはひとりだけですから、もしそうだとしたら、神のご加護があったというレベルの遺伝ということになるでしょう。
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尾崎豊の歌は、素晴らしいと絶賛されることが多く、たくさんのファンから愛され続けています。尾崎豊は、そうした作詞作曲の才能を持ち合わせ、しかも声が良く、歌がうまく、容姿端麗という稀有な逸材でした。作詞家、作曲家、歌手、アイドルの4つのうちの、ひとつでメジャーな存在になるだけでもたいへんなことなのに、それが4拍子すべて揃っていたわけですから、すごいことです。
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急逝したときは、ちょっとした社会現象になったものです。当時の若い世代の一部では、カリスマ的存在となっていましたから、急死したことで、大きな喪失感をもたらしたと言えます。それだけに、ある種、神のような存在になったと言えなくもなく、今でも多くのファンから尾崎豊の歌は支持され続けています。
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尾崎豊の歌声は、透明感があり、とてもピュアな感じがします。力強く歌うときのしゃがれた声も、心地よく響き、天賦の才能といったものを感じます。そっくりな歌声が生で聞ける可能性があるというのは、多くのファンにとってうれしいことでしょう。