世界中で猛威をふるう新型コロナウイルス。日本でも感染者は1000人を超え、今月上旬には政府から全国の小中学校などに休校要請がなされました。
海外からの訪問客は激減し、インバウンド頼みだった企業は経営が悪化しています。早くも“コロナ倒産”する会社も出始め、ついには7月の東京五輪の開催すら危うくなってきています。
閉塞感漂うなか、心身の不調を訴える人も続出しています。いわゆる「コロナ疲れ」「コロナ鬱」です。
正式な病名ではありませんが、コロナにより生活が一変したことで強い不安やストレスを抱え、気分の落ち込みや意欲の減退、全身のだるさ、イライラが募るなどの症状が出るといいます。
「カラダが重く、気分もすぐれない。ちょっとしたことで子供に当たってしまい、あとで後悔しています。自粛ムードで人と接する機会が少ないため、気持ちを共有してくれる人もいません。」と、コロナ疲れを自覚している子持ちの30代主婦は話します。
こうしたなか、女優の石田ゆり子さんのインスタグラムが話題になっています。
年齢的には息子世代とも言える20代男性たちからも「結婚したい女性」に挙げられるほど憧れで“癒し系”の呼び声高い彼女ですが、3月5日のエントリーでは、
「コロナウイルスのことで毎日感染者がどこででたか、と報道されますが たぶんみんな思ってると思うけど…潜伏期間がながく感染力は高く 発症しなくてもうつる人もいて 重症化してしまうひともいて そして一般的に検査はまだできない。」
と不安な気持ちを吐露しました。続けて、
「コロナのことでアジア人を差別するとか偏見があるとか心が寂しくなるけれど。こういうとき大切なのは 自分の言葉で ちゃんと国民と 向き合うリーダーなんだろうなぁと思ってしまうし、報道の皆さん マスコミの皆さん みずから国民をパニックにしないでほしいと思うし これはやはり 日本という国の全体の課題なのでしょうか。」
と、迷走する政治とマスコミの報道姿勢に疑問を投げかけました。
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5 おはようございます。 新しい朝です。 コロナウイルスのことで 毎日 感染者がどこででたか、と 報道されますが たぶんみんな思ってると思うけど… 潜伏期間がながく 感染力は高く 発症しなくてもうつる人もいて 重症化してしまうひともいて そして 一般的に検査はまだできない。 となると 発表されている以上の数字が 目に見えないところで 出たり消えたりを繰り返しているはずですよね。 そんなことたぶんみんなが 分かっていることなんだろうけど… コロナのことで アジア人を差別するとか 偏見があるとか 心が寂しくなるけれど。 こういうとき大切なのは 自分の言葉で ちゃんと国民と 向き合うリーダーなんだろうなぁと思ってしまうし、 報道の皆さん マスコミの皆さん みずから国民をパニックに しないでほしいと思うし これはやはり 日本という国の全体の 課題なのでしょうか。 もちろんわたしも マスコミの傍にいる 仕事なので 言葉を責任もって 発しなければいけない。 毎朝ニュースを見るたびに いや、そうなんだろうけど いや、そうじゃないでしょと 心の中で悶々とする。 わたしの思うことでした。ADVERTISEMENT
石田ゆり子さんの異例の訴えには、共感の声が殺到しました。
・よくぞ言ってくれました。
・アオる報道はいらないです。
・石田さんがズバリ言ってくれてよかった。
・テレビで誰も言わなかったからスッキリしました。
・本当にそう思います。
石田ゆり子さんは翌6日にもインスタを更新し、反響の大きさを鑑みて「私は、大人として思っていることを正直に批判や偏見ではなく 自分の言葉で伝えられる1人でありたいです…」と決意を綴りました。
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6(金) おはようございます。 良いお天気の新しい朝です。 昨日の投稿に たくさんのご意見をいただき やはりみなさん この問題に様々なことを 感じてるんだなぁと 思うに至りました。 私は、大人として思っていることを正直に 批判や偏見ではなく 自分の言葉で伝えられる1人で ありたいです… さて私は さきほど、ネットで 山中伸弥さん(京都大学ips細胞研究所所長)と尾身茂さん(新型コロナウイルス感染症対策専門家会議 副座長)の 新型コロナ対策緊急対談の 動画を拝見しました。 いままで何回聞いてもなんだか わかりにくかったことやクラスター感染という言葉の詳しい意味など 1時間にわたり詳しく教えてくださっています。 もやもやとしていたものが 未知のものなりに クリアになってきたように感じました。 こういうお話をもっともっと 聞きたい。 #山中伸弥さん #尾身茂さん #新型コロナ対策緊急対談ADVERTISEMENT
石田ゆり子さんはネット上で、京都大学ips細胞研究所所長の山中伸弥氏と新型コロナウイルス感染症対策専門家会議の副座長・尾身茂氏の対談動画を見るなどして、知識を吸収したそうです。
「もやもやとしていたものが 未知のものなりにクリアになってきたように感じました。こういうお話をもっともっと聞きたい」と意欲をのぞかせました。
「コロナ疲れ」や「コロナ鬱」が急速に広まるなか、石田ゆり子さんの姿勢は大いに参考にするべきでしょう。
「政府発表やマスコミ報道を一定の距離感からながめ、『おかしいな、矛盾しているな』と感じたら、専門家の解説動画や記事を見るのも手です。SNS社会のおかげで、そうした専門的な話にも気軽に触れることができるようになりました。心を落ち着かせる意味でも、石田さんのように自ら知恵をつけることは大事だと思います。」と、医療関係者は語ります。
3月9日放送の情報番組『バイキング』(フジテレビ系)には、‘17年に秘書への「このハゲー!」暴言で話題となった豊田真由子前衆院議員が出演しました。同氏は米ハーバード大で公衆衛生学を学び、元厚生労働省官僚として新型インフルエンザの実務経験もあります。案の定、番組ではイジり倒されてしましたが、感染症分野に限っては彼女の意見に耳を傾ける価値はあります。
石田ゆり子さんにも現在、複数の情報番組から出演オファーが寄せられているといいます。是非、庶民目線でコロナ問題を斬ってもらいたいものですね。