アイドルの岡田有希子(享年18)がビルから飛び降り命を絶ってから約29年が経ちました。そんな岡田が直前に撮った「写真」と「肉筆手紙」が初公開されました。
三浦学氏は岡田の地元名古屋でのコンサート終了直後に撮った写真だといい、岡田が厚化粧になったことを茶化して『おしろい濃いね』と言ったら、『また冗談ばかり言って~』とポンと肩を叩いてきて‥‥。屈託のない笑顔でした。まさか飛び降りるとは思いもしませんでしたと振り返りました。
三浦氏は「もともと佳代さん(岡田の本名)のお母さんの孝子さんと知り合いでした。とても優しくて話しやすい方で、電話で話をするうち、佳代さんに代わってもらったり、実家にお邪魔させてもらうようになったんです」と仲良くなったきっかけを語りました。
岡田が三浦氏宛てに書いた手紙には「いつも応援ありがとう/これからもよろしく/学君も病気に負けないで夏バテには気をつけて/がんばってネ/有希子」と当時、寮での食事が合わずに栄養失調で体調を崩してしまったことを孝子さんから聞いて、励ましの手紙を送ってくれたといいます。
歌手デビューを果たした84年4月に、岡田は名古屋でデビューイベントを成功させ、三浦氏に宛てた当時の手紙には丁寧な字で「自分の故郷名古屋でできてとってもうれしかった(中略)これからも有希子を応援して下さいネ 新幹線の中なので特に! 汚い字ですがゴメンナサイ。お元気で‥Bye-Bye」と送っていた。
その年、岡田は「日本レコード大賞」をはじめ、新人賞を総なめにしました。約3年に及んだ岡田との交流は、その日を境にとだえ三浦氏は「私自身、つらかった10代を手紙や電話で後押ししてもらったこともあり、あの母娘に出会えたことを今でも感謝しています。そしてあのアイドル全盛時代に、オリコン1位を獲得するまでになった母娘の頑張りを、いろんな人に知ってもらいたかったんです」と思いを語りました。point 247 | 1
[著作権者VONVON /無断コピー、無断転載および再配布禁止(違反時の法的措置)]