芸能界は浮き沈みがとても激しい世界です。日の目を見ることができないまま消えていくタレントもいれば、人気を維持することが出来ずに低迷してやがて消えていくスターたちも数多くいます。人気美人女優として長年君臨している仲間由紀恵さんも、女優として売れるまでの下積み期間が長かったことで知られています。
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誰もが知っている代表作をいくつも持っている彼女ですが、沖縄のローカルタレントとして後に上京してからは、東京パフォーマンスドールに加入してアイドルとして活動していました。今でこそ女優としてのイメージが非常に強い仲間由紀恵さんですが、初期はアイドル歌手だった時期もあるんですね。
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しかし、当時の東京パフォーマンスドールは主要メンバーも卒業した後で、アイドルグループとしても末期状態でした。当然このグループでの活動で有名になることはできなかったのです。その後で90年代にかつて一世を風靡した小室ファミリーの一人として歌手デビューもしました。でも、当時の音楽チャートでも初登場74位と厳しい結果に終わりました。
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この後は、仲間由紀恵さんはアニメなどのサブカルチャー系の仕事を多くこなしていくことになります。黒歴史と言われる仕事の多くはこの時期の作品が多いですね。その中でも有名なのは97年の学園コメディアニメ作品への出演でしょう。主題歌だけではなくヒロイン役の声優までこなしています。テレビタレントが声優として演技をする時には、アニメファンからは手厳しい評価を受けることが多いですが、仲間さんの場合は演技の評価も上々でした。作品は現在でも国内ではDVD化されていないので、見ることが難しい幻のアニメーションをなっています。point 326 | 1
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当時も声優番組に出演していましたし、もしこのアニメがヒットしていたら、仲間由紀恵さんもその美貌を活かしてアイドル声優としてブレイクしていたのかもしれませんね。他にもアニメの声優としての仕事や、恋愛ゲームの主題歌、怪獣映画の出演などが黒歴史に数えられています。
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映画の出演でもなかなかヒット作に恵まれない状態でした。映画出演2作目は有名なアニメ監督の実写映画作品初挑戦という触れ込みで製作された、コギャル文化を題材にした映画でしたが、監督の名前だけが話題になるという状況でした。これもなかなかの黒歴史ですが、これらの作品への出演があったからこそ、現在の仲間由紀恵さんがいると思うと感慨深いものがありますよね。