障害者への偏見は残念ながらいまだ無くなることはありません。最近になり、脳性まひを患いながらも歌一本で視聴者に感動を与えているYouTuberが車の運転の動画を投稿したことで炎上騒ぎになってしまったようです。コメント欄には障害者をバカにする悪口でいっぱいだったとか？
脳性まひのYouTuberが車の運転の動画投稿で炎上騒ぎに
それは韓国での出来事。こちらのYoutuberは生まれつき脳性まひを患っていながらも、持ち前の歌を動画で届けていることで視聴者から日々感動と希望のメッセージが寄せられています。しかしとある日、自身の車の運転をしている動画を投稿したことで大炎上する事態に見舞われてしまいました。point 223 | 1
その動画には自身が運転の練習に熱中している映像が収められていたのですが、初心者であるためか、ハンドルを切るのが若干危なっかしかったものの、走行には全く問題なかった模様。しかし、あまりにも批判の声が多かったことで現在は該当の映像は削除されています。
「障害者=運転できない」という先入観から批判の対象に？
ネットユーザーからの批判の内容の中には正当な理由もありましたが、ほとんどがYouTuberをバカにする内容だったようです。「日常生活を送るのも大変な障害者が車の運転などできるわけない」「もし事故を起こしたら健常者にまで被害を及ぼす」「いつ事故を起こすか分からない時限爆弾」など、根拠のない発言が多いです。point 236 | 1
実際のところ、脳に障害があるからといって運転できないということはなく、韓国ではひじの関節に異常がある方、そして両腕がない方を除いたすべての国民に運転資格を与えています。現に該当のYouTuberは国から免許が与えられているので、運転には全く問題はないと見なされているのですが、ネットユーザーの「障害者=運転ができない」という先入観のあらわれなのかもしれません。point 244 | 1
まとめ
このように、韓国では日本よりも露骨に障害者を差別するのかな…といった印象を持ちましたが、脳に障害があったとしても正式に免許を取得すれば運転は可能ということなので、YouTuberが責められる理由は無いのですが、ネット上で心ない言葉を浴びせられ、気の毒で仕方ありませんね。