人気若手俳優の福地桃子が活躍の場を増やしているのですが、彼女の父親が人気大物俳優であったことが発覚し世間を騒がせています。現在、NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」では、三浦義村(山本耕史)の娘で、北条泰時(坂口健太郎)の妻である初を福地は好演しています。
今月4日放送の第34話では、父である北条義時(小栗旬)の非情なやり方を、本人を前になじった北条泰時に、思わずビンタをお見舞いし、初の内に秘めた優しさと強さを感じさせる印象的なシーンを演じて見せました。さらに5日には、都内で行われた主演映画「あの娘は知らない」の完成披露試写会に登壇し、さらに深夜ドラマ「消しゴムをくれた女子を好きになった。」にもヒロイン役でも出演しています。
SNS上では「NHKドラマに出てる福地さんの演技すごい良い」「なにわ男子目当てで見始めたが、福地桃子ちゃんが思った以上にいい」などの意見が出ており高評価です。そんな福地の父親とは誰なのでしょうか。
その父親とはVシネの帝王と呼ばれた哀川翔さんです。福地は2016年に「哀川の次女としてではなく、本名の福地桃子として女優になりたい」として、父とは別の事務所で、憧れていた新垣結衣が所属するレプロエンタテインメントからデビューを果たしました。当時は哀川の娘であることは公にしていなかったが、若手女優として、自然体の演技や飾らない人柄が注目されていました。
2017年にはバラエティー番組「良かれと思って!」での親子共演を機に、哀川の次女であることを公表し「父がVシネマの帝王ならば、私はいろんな役をこなせる女優、カメレオンの女王になりたいです」と目標を語っていました。その後は、数々のドラマに出演し2019年に日刊ゲンダイのコラムでは「一度認識したら忘れない個性的で親しみやすいビジュアルで、存在感もあります。女優さんは美人すぎてもダメなんですね。幅広い層から受け入れられる感じでNHKが気に入って起用しているのも納得です。個性が強い大物の子供は大成しにくいものですが、哀川翔の次女として恵まれた環境にありながら、そのアドバンテージに頼ることなく、一作品ずつ周囲の期待に応えて、堅実にステップアップしていると思います」 と評価されています。
当初、哀川の娘であることを公表せずに活動していたことも奏功したのか、2世タレントは“親の七光”と言われることを嫌う人も多いので、ある程度、顔と名前が売れてから“後出しジャンケン”のように公表するのが話題にもなり理想だと思いますが、福地さんの場合、現在、2世であることをそんなにアピールしていないことも含め、公開するタイミングは絶妙だったと思われます。
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