「闇営業」という単語が流行語大賞の候補にノミネートされるほど今年は話題になった吉本興業。それがきっかけで事務所側は「芸人ファースト」と内部改革を謳っていますが、どうやらそれは表向きだけだった様子。芸人に対する「経費削減」をしていることが明らかになり、改善の余地は一向にみられないようです。
吉本興業が「芸人ファースト」を謳うも…?
雨上がり決死隊の宮迫博之やロンドンブーツ1号2号の田村亮などが参加していたことにより、今年に入りかなりホットな話題となった闇営業問題。それにより、吉本興業の上層部が会見を行うというような大きな事態に発展し、内部改革が進められているとされていますが、どうやら「芸人ファースト」の世界とはほど遠いようです。
若手芸人に対する交通費をカットしている?
関係者によれば、吉本興業は若手芸人をはじめとした売れていない芸人に対する冷遇がすごいようで、交通費も最小限しか出ないとのこと。例を挙げれば電車代は支給されるものの、タクシー代は支給されないといったセコい経費削減をしているといいます。そのため、万が一終電が無くなった後でも仕事が終わっていない場合であっても経費として落としてもらえないというので、芸人たちの首を絞めているといっても過言ではありません。
間接的に芸人を辞めさせようとしている?
吉本興業は量産型の事務所といっても過言ではありません。今年吉本興業が謳った「社内改革」において、芸人の数が多すぎることが問題視されました。そのため、会社側がすべての芸人の管理ができていなかったことになります。その結果、今回の闇営業といった所属タレントの不祥事が明るみになったわけですが、そのようなことがあり、吉本興業側は上記の交通費カットをはじめとした経費削減で、間接的に芸人を辞めさせようとしているのではないか?といった声もあります。
「芸人ファースト」は人気芸人だけの特権か?
また、交通費カットをはじめとした経費削減に関しては人気芸人には当てはまらないようで、人気芸人は移動の際、公共交通機関は利用することなく、自身で車を運転して移動しているケースが多いため、事務所側が経費として処理する必要さえないようです。そのため「芸人ファースト」というのは経費もかからず、辞めさせる必要もない人気芸人だけが当てはまるのかもしれませんね。
まとめ
このように「芸人ファースト」どころか、所属芸人を排除させる動きが目立っている吉本興業。そもそも当時「内部改革」を謳っていた時も、グダグダな釈明会見をした吉本側の言葉を信じる人などほとんどいなかったと思われますが、「内部改革」「芸人ファースト」という方法が「経費削減」だとしたら、吉本興業への不信感はより増すばかりです。