作家で僧侶の家田荘子氏が気になる人物に迫る「駆け込み寺」対談編。
話すことで自身を見つめ直し、人生の学びを見いだす。今回のゲストは漫画家でタレントの蛭子能収（７４）。
２０２０年に医療情報番組で軽度の認知症と診断された蛭子が家田氏に近況を明かした。
以前と変わらないように見える蛭子だったが、マネジャーの森永真志氏によると、仕事の時はスイッチが入った状態だと語り、
「僕が見てる（仕事場での）蛭子さんと、蛭子さんの家族が見てる（家庭での）蛭子さんで差が開いてきた。例えば、体が全部拭けなかったり…」
検査を受けた結果、軽度の認知症と診断され、公表に至る。
また、家田氏が体調について問うと蛭子は「認知症と言われてもどこがどうなんだっけって感じ（笑）」と答えた。
また変化といえば、趣味がギャンブルから散歩に変わったという。
蛭子は多くの方が知られるように、麻雀、パチンコ、ボートレース、カジノと大のギャンブル好き。
なんとそのギャンブルも３年前にやめたと言い、
「散歩するのがすごい好き。子供たちがいっぱいいる公園まで歩く。子供たちがちょうど今の俺に似てて、本当に子供のころに戻ったような感じがして大好きになった」
と笑顔を見せた。
マネージャー森永氏も「ギャンブルをずっとやってて子供とかに興味なかったのに。公園で子供を見るのが好きになってびっくりです」と驚きを隠せない様子。
ただ、蛭子はギャンブルの話になると「１億は負けた。俺としてはやんない方がいい。やったって負けるだけだよ」と熱が入る場面もあった。
現在はテレビなどの仕事は、できる仕事、できない仕事をマネジャーと相談し選別しているとのこと。
蛭子自身は
「でも、出た時は全然イジって、笑ってくれていいんですけどね。何も変わってないので」という。
また現在連載の漫画では、医師からは空間認識能力が低下していると言われたがそうだが、
結果的に前衛的な画風になり、蛭子は「そしたら、そっちの方がいいよね。まだイケるんじゃないかな（笑）」と蛭子らしくいたずらっぽく笑った。
また体調に波があり、漫画を描くときもスロースタートな日もあるとのこと。
「昔の話題や音楽が好きなので佐良直美、美空ひばりなどのハッピーミュージックをかけて盛り上げることが必要」
とマネージャー森永氏のバックアップは欠かせない様子。
家田氏が「漫画は好きですか」と問うと蛭子は「好きです。好きですけど、ちょっと面倒くさいなぁと思う時がある」と蛭子らしいコメント。
対談の模様はユーチューブ家田荘子チャンネルで配信中
またネットユーザのコメントでは、
これぞ蛭子さん、最後に自虐で締めを裏切るパターンはいまだに健在でした。
えびすさん、ギャンブル少しはやりましょう。ボケ防止です。
蛭さん、お元気で良かったです。バス旅をよく観てました。
かなり進行してるぞ、認知症
などのコメントが書き込まれておりました。
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