十六歳といえば高校一年生で、それでいてB85という、この見事さが、評判になっていたのがアイドル歌手の柏原よしえでした。当時の写真集などを担当したカメラマンは「いやあ、見事というかなんというか。ビキニになったときなんか、本当にこぼれ落ちそうですからね。どう見ても、高一とは思えませんね」と語るほどでした。
芸能界でも評判の“デカパイ・ギャル”といえば、河合奈保子、榊原郁恵、宮崎美子でしたが、そこへ柏原よしえが加わって、当時は、この四人を“デカパイ・クインテット”などとも呼ばれていました。
当時の日本人女学生の平均75センチと柏原は、同級生より10センチも大きく、ふくらんでいることになります。中高校生や中年ファンも多かったといい夕刊紙芸能記者は「十六歳の高校生歌手といえば、茶の間のアイドル。それが柏原よしえファンクラブには、四十五歳の中年ファンが、入会申し込みをしてきたというんですからね」と当時の人気ぶりを語っていました。
アイドル歌手のボインちゃんといえば、河合奈保子と榊原郁恵でしたが、この二人のファンクラブに中年ファンなんて話はなかったそうで、やはり全体的なスタイルの良さは先輩の二人とは違い、顔はまだあどけないけど、それとは反対に体つきは大人っぽいことが魅力的だったのではと言われています。
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