ドラマ「将軍 SHOGUN」で日本人女性初のゴールデングローブ賞に輝いた女優の島田陽子さんが25日に大腸がんによる多臓器不全のため都内の病院で死去したことがわかりました。
島田さんは、69歳で3年ほど前から大腸がんと闘っていたそうです。1980年代に「国際女優」と呼ばれ人気を集めた一方で、私生活のトラブルでワイドショーの主役になることも多く、波瀾万丈の人生を歩んでいたイメージが強い方でした。
島田さんは3年ほど前に大腸がんを患い、入退院を繰り返していたそうで、事務所関係者によると、抗がん剤治療は行わず、入院中も近い関係者に好きな食べ物を届けてもらうなど、普段通りに暮らしていたそうです。最後に入院したのは先月下旬で、今月21日午後まで異変はなかったが、その後急変し、食事や会話ができなくなり、意識も混濁したといいます。
葬儀は近親者のみで執り行われ、後日、お別れの会が開かれる予定です。島田さんは中学時代に劇団若草に入団し、ドラマ「続・氷点」でヒロインを演じ、一躍ブレークを果たし、最終回の視聴率が42・7%を記録しました。
プライベートではお騒がせ女優として、19年に亡くなった内田裕也さんとは4年間、不倫交際をし、裕也さんは島田さんと結婚しようと、妻で女優の樹木希林さんに離婚を申し入れたが、希林さんは拒否し、離婚は成立せず、裕也さんと島田さんは結婚できませんでした。
その後、島田さんは94年にテレビの照明技術者と結婚し、19年7月に離婚していました。また11年には57歳で艶系女優としてデビューし話題になるなど波瀾万丈の人生だったように見えます。
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