彼女は兵庫県尼崎市出身の日本を代表する女性漫画家で代表的な作品としては『NANA-ナナ-』『NANA2-ナナ2-』、『Paradise・Kiss』など。ただ近年の活動については2009年6月29日、急病を理由に同26日発売号から『NANA-ナナ-』は休載が続いている。
矢沢あい【プロフィール】
本名: 不明だがペンネームの苗字は好きな「矢沢永吉」を拝借しており、氏名は本名の「愛」を平仮名にしたもの。
生年月日: 1967年3月7日
出身地: 兵庫県
血液型: B型
矢沢あいの【来歴】2009年6月より病気により、活動休止中。
1985年に発刊の『りぼんオリジナル早春の号』に掲載の『あの夏』より活動開始。2002年発売『Cookie』内の『NANA-ナナ-』が小学館漫画賞を受賞。『NANA-ナナ-』は『りぼん』姉妹誌である『Cookie』で連載。彼女自身のキャラは無類の猫好きで知られており、複数匹の猫を飼育。ちなみに仕事場は有線が随時、流れており、趣味は中退だが大阪モード学園に通っていたことからもわかる通り、オシャレで彼女自身も漫画家でなければスタイリストになっていた、と語っている。また作風の特徴は『天使なんかじゃない』『ご近所物語』内に「みのがしてくれよコーナー」と言う読者も参加出来るメール紹介ページを設けており、作品内のセリフ間違い、矛盾を指摘してそれに対し、彼女自身が謝罪を兼ねて状況報告するスタイルが設けられていた。
矢沢あいの【性格・エピソード】
自身がこの世に生み出した作品に出てくるキャラでは、『NANA』のタクミがタイプとも言っている。なお『天使なんかじゃない』のコミックスで、ドリカムとジュディマリの大ファンだと明かしている。なおキャラの冴島翠もドリカムファンである。『NANA』では煙草を吸っている登場人物や場面があり、彼女自身も愛煙家である。『うすべにの嵐』、『空を仰ぐ花』は当時の高校野球で活躍していたイチロー世代で右投げ左打ち外野手兼投手とこれもイチローと類似の上田佳範(松商学園→日本ハムファイターズ→中日ドラゴンズ)に影響されて描いた。上田がドラフト1位(ちなみにイチローは同4位)で日ハムに入団決定時には、「今度は日ハムファンになる」と書いている。
【噂話その1】矢沢あいのライバルとは!?
作品にはMACを愛用し、アシスタントは使用せず。基本的に素顔は非公開だが、『りぼん』連載時に誌面に顔写真が掲載されたことがある。また『天使なんかじゃない』のイラスト集で「吉住渉」と対談した際には写真が掲載された。なお女性週刊誌に『ちびまる子ちゃん』の作者である「さくらももこ」が、質問コーナーで「ライバルの漫画家はいますか」という質問があり、気になっている漫画家として彼女の名前が出ていた。ちなみに「さくらももこ」の投稿時代を描いたエッセイ漫画に「矢沢あい」の名前が出て来た。これも有名な話で「ヴィヴィアン・ウエストウッド」の大ファンで、作中にも登場し、インタビューでは「一時期はヴィヴィアンの新作を買う為に仕事をしていた」と語る。
【噂話その2】気になる矢沢あいの現状と今後は!?
肝心な病名について調べてみると癌や鬱病など様々な推測がありますが、彼女自身の話ではこのように語られています。「前にも倒れて再開し、無理してすぐ倒れてしまったという苦い経験があり、今回は絶対にその轍を踏まぬようにきちんと治してから再開したいと思っています。倒れてから、まだペンは握っていません…。ゆっくり、のんびりさせていただいています。」「どんな病気かを言ってないせいで皆さんが心配してくださっているみたいなんですけどね。決して治らない病気にかかっているわけではないんです。なので、どうか私に時間をください。『気長に治療をすれば、少しずつ回復していく』と、ドクターもおっしゃってくださるので、この「矢沢あい」を信じて、ファンの方には見守っていただければなと思っています」
まとめ
2009年に休載となってからかなりの時間が経過していることもあり、中には“既に亡くなっている”といった都市伝説も流れていますが現在も闘病生活を続けております。彼女自身も2016年発売の『ROLA』の中で「集大成。持ち札全部出そうと思って挑みました。続きをお待たせしてすみませんが、いつか出し切りたい。」と再開に向けた意欲的な意思を見せている。