月曜日のゴールデン帯に概ね隔週で放送される「10万円でできるかな」(テレビ朝日系 月曜20時)は、
Kis-My-Ft2とサンドウィッチマンをレギュラーに起用した人気バラエティ番組でありますが、
その人気企画に”ヤラセ行為”が発覚したと13日発売の週刊誌が報じたことで物議を醸しています。
週刊誌の記事の内容によりますと、ヤラセが明るみに出たのは深夜時代から行われている10万円分の宝くじを買うチャレンジ企画。
キスマイメンバーらが宝くじを購入し、元を取れるか、いくら当たるかなどを検証する企画なのですが、
実際は10万円の数倍の資金が費やされていたとしています。
実際に、昨年7月15日放送の「スクラッチ宝くじ削り旅 ~ショッピングモール編~」に参加し番組スタッフが、
「私達スタッフはチーフディレクターの指示で、当たりくじを仕込むため事前にスクラッチを買い込み、削る作業に当たっていました」と暴露しています。
この時は東山紀之らのゲストチームとレギュラーのキスマイチームがそれぞれ5万円のくじを買い、当選額を比べるという企画で、番組視聴率は過去最高の15.3%(関東地区)を記録していました。
しかし、この企画の裏ではヤラセ行為があったといい、チーフディレクターがスタッフにスクラッチ削りを指示した理由について前出の番組関係者は、
「削り続けるうち当たりがおのずと見えてくる。つまり、全部を削る前にどこにどの柄が出たら当たりになるかという“法則”が見つかるのです」
と明かしており、あとは法則に関わる箇所だけ処理して、当たりと分かるくじは削る余地を残したうえで、撮影用に“ストック”していたというのです。
こうした仕込み作業には、本来の資金10万円の数倍の額が注ぎ込まれたといいます。
出演者たちには「手間を省くため途中まで削っておきました」とだけ伝え、
事前にストックしておいた当たりくじと購入したばかりのくじを差し替えたそうで、
出演者たちはこのようなヤラセが行われていることを知らされていなかったようです。
また、このヤラセ疑惑が発覚し、週刊誌の取材陣らはテレ朝に取材を敢行したのですが、
「『スクラッチくじ』企画については、削るマークが9つ前後なので当たりに一定の法則があるのではと推論し、そのシミュレーションとして10万円以上のくじを購入したこともありましたが、既にスクラッチを削ったくじを番組収録に使用することはできません」
とヤラセを完全否定!
しかし、本来の企画の趣旨に照らせば“法則を見つけるシミュレーション”などする必要はないため、
苦しい言い分であるとしたうえで、他のヤラセ疑惑についても報じることを予告宣言しています。
『10万円でできるかな』では深夜時代から度々宝くじ企画を行っているのですが、
ゴールデン昇格後に高額当選が連発するなどしていたことで、以前からヤラセを疑われていました。
さらに、番組の企画が宝くじ購入や懸賞応募などに偏っていることもあり、
「もうネタ切れ感がすごい」「宝くじ企画マンネリでつまんない」といった声も上がっていたといいます。
このヤラセ疑惑がもし事実だとすれば、出演者らのイメージ悪化にもつながりますので、
番組継続は難しいかもしれませんね…。
完全依ヤラセを否定してはいますが、次のヤラセ疑惑を暴露されてしまう前に、
テレビ朝日は今後どういった対応をするのか動向を見守っていきたいと思いますね。