新型コロナウイルスの感染拡大により、全国各地で多くの感染者が確認されています。
そんななか、新型コロナの感染が確認された山梨県内の60代男性会社員が、
「セブン－イレブン山梨上石森店」（同県山梨市上石森）でアルバイトしていた問題で、
山梨県の長崎幸太郎知事は8日の記者会見で、感染者の男性が保健所に対してアルバイトを隠していたことを明らかにしました。
感染者の男性の話によると、「副業がばれるの怖かった」という趣旨の説明をしているといいます。
保健所などの関係者によりますと、新たに山梨県で感染が確認された男性は、
食品メーカーの農場を担当する社員だとしており、セブン－イレブンでのバイトは副業だったといいます。
同県によると、6日ＰＣＲ検査の陽性が確認されており、
当初の保健所への説明では、大阪府と和歌山県を訪れた後、２月２８日夜に３７度台の発熱があり、
自宅療養していたとしていましたが、実際には３月１、２、４、５日の夜に同店でバイトをしていたことが新たに分かったのです。
7日朝になって男性が、店のオーナーに新型コロナ感染を報告。
オーナーから問い合わせを受けた保健所が男性に勤務実態を聞いたところ、
当初、男性は「働いていない」と回答していたのですが、翌日の8日になって事実関係を認めたため、
濃厚接触者の確認や来店客への呼びかけなど県の対応に遅れが生じたとしています。
今回の件を受けて長崎知事は、患者の行動履歴など情報収集や確認を強化するため、
知事直轄の「感染者対策特別チーム」を組織したと明らかにしました。
また、現在、同店勤務の従業員1名にも発熱を確認していると発表しており事態は大変なことになっています。
60歳を過ぎて副業でダブルワークをしているという事実にも驚きましたが…
これら一連の報道を受けて、ネット上では以下のようなコメントが寄せられています。
「稼ぎたいけど本業の稼ぎじゃ生活出来ない。
本業にバレずに副業をする気持ちはよく分かります。」
「副業しないとならないのは切ない。
しかも本業にバレないようにとは、もっと切ない。
職業選択の自由、会社は勤務時間だけしか拘束出来ないとはいえ、労基法や労災保険法が副業をする(させる、に非ず)前提ではないだけに、何だかなあ。」
「隠すのは駄目なことだけど、分かる。副業はしてないけど、本職はギリギリの人数でやってるので、風邪気味でも仕事行ってる。今、風邪気味位で病院行っても警戒されそうだし、普通通りの生活してしまうだろう。」
などのコメントが寄せられていました。