山梨県は1日、県内在住で3月31日に心肺停止状態で山梨大病院に搬送された0歳女児が、新型コロナウイルスに感染していたと発表しました。
0歳女児の治療にあたっていた医師や患者ら56人が濃厚接触者となったといいます。
女児は多臓器不全で生命に危険があるため、山梨大病院のICUで治療を受けているということなのですが、
記者会見した山梨大の島田真路学長や武田正之病院長によると、
肺炎の程度は軽く「感染が心肺停止の原因となった可能性は低い」としています。
女児は先月31日、救急搬送中に気管挿管が行われていました。
その後搬送先の病院で肺のＣＴ検査を行い、念のため新型コロナのＰＣＲ検査を2度したところ、
いずれも陽性だったということです。「生命の危険がある重症」としています。
女児に咳などの症状はなかったということです。
会見の内容によると、女児の両親とも陰性で、感染経路は不明ということです。
CTの画像の結果からして、新型コロナによる肺炎ではない可能性が高いとの見方を示していますが、
病院側は救急搬送を受け入れた際には新型コロナを疑っておらず、職員は標準的な予防装備しかしていなかったということです。
そのため、女児の治療にかかわった医師17人、看護師18人ら職員44人のほか、
集中治療室にいた患者など計56人が濃厚接触者となり、濃厚接触者らは２週間の出勤停止となりました。
この件で医療関係者56人もの濃厚接触者が出たということで、
こういうのが今後も多発した場合を考えると、本当に医療崩壊しかねませんね。
両親が陰性で、女児が陽性になった感染経路なども把握したいものですね…
いずれにしても、女児の回復を祈るばかりです…。