FIFAランキング24位の日本は、史上初の8強を懸けて、決勝トーナメント第1戦で同12位のクロアチアと対戦し、1―1で今大会初の延長戦の末にPK戦に突入したが、3人が失敗しPK戦1―3で敗退しました。
日本は決勝トーナメント1回戦でクロアチアに敗れましたが、それでも16強入りしたことで賞金1300万ドル(約18億2000万円)を手にしました。初の8強に進むことができていたのなら、1700万ドル(約23億8000万円)でした。
今大会の賞金総額は史上最多の4億4000万ドル(約616億円)で優勝国は4200万ドル(約58億8000万円)、準優勝国が3000万ドル(約42億円)、3位が2700万ドル(約37億8000万円)、4位が2500万ドル(約35億円)となっています。また8強が1700万ドル(約23億8000万円)、16強が1300万ドル(約18億2000万円)で、1次リーグで敗退した場合も900万ドル(約12億6000万円)が獲得できます。
前回MVPのモドリッチは「なぜ日本がドイツとスペインを倒すことができたか分かる、質の高さを示していた」と日本をたたえる一方、「PK戦では、私たちの信念が上回ったと思う。クロアチアの方が勝ち進むのに値するチームだった」と言葉に力を込めた。ロシアではあと一歩届かなかった頂点を目指すチームの主将が、日本の前に立ちはだかりました。
今回の結果に、イギリスの大衆紙「ザ・サン」は試合後の日本チームの振る舞いに注目。「ワールドカップでクロアチアに敗れた日本代表のドレッシングルームに、スター選手たちが感動的なメモと折り紙を残していった」とのタイトルで速報をアップしました。記事では「試合終了のホイッスルが吹かれると、選手は涙を流しながらも、ドレッシングルームを掃除し、完璧な状態にしてくれました」と指摘しています。さらに、整頓されたルームの中央にあるテーブル上に、アラビア語と日本語で「ありがとう」と書かれたメモが映る画像を掲載しながら、「チームは折り鶴を作り、ホストファミリーへの贈り物として置いていった」と説明しました。