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いつ生まれた言葉なの?メル友の知識


メル友とは、メール友達を略した俗語です。インターネットが大衆化した時代に誕生した用語でもあり、2000年前後に日本人の間で流行ったと考えられています。インターネット時代は1995年頃より市民の間で普及していました。しかし、その頃は一部のマニアや若者が細々と利用しているだけでした。


写真:platform.com

それから5年程の月日が経過した結果、主婦や高齢者や学生、そして一般のサラリーマン等がパソコンに興味を示し、いわゆる家庭用のデスクトップPCやノートPCが普及しました。丁度2000年前後、家庭向けのコンピューター製品が劇的に安くなりました。

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インターネットが市民に普及し始めた当初はコンピューターの値段が一台あたり30万円以上しましたが、2000年前後になりますと、値段が10万円前後、それ以下の製品も登場しました。


写真:mobilelaby.com

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コンピューターとインターネットを使う人口が増加し、それに伴ってネット掲示板やチャット、ネットコミュニティサイトも増加しました。

特定の趣味や話題を語り合うコミュニティがネット上に誕生し、ネットを通して交流をする事が一般化しました。中には気の合うユーザーが掲示板やチャットを離れても、連絡を取れるようにメールアドレスを交換する作業を始めました。

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写真:so-net.ne.jp

それがメル友誕生の由来です。ネットで偶然知り合った人々と私的なEメールアドレスを教え合う事で、より深い交流をする、これが新しい平成のコミュニケーションとなりました。またメル友という言葉自体は平成に生まれた比較的新しいものですが、昔からペンフレンドや文通という文化は古今東西に根付いており、特段珍しいコミュニケーション方法というわけではありません。

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写真:hyakka.com

あくまで使う機器がコンピューターとインターネットという現代的なツールになっただけです。メル友の良いところは、良い意味で顔の立場や顔などを知らない事です。リアルで交流がない事が言わばメル友の良いところです。リアルで顔見知りではないからこそ、身近な友達や家族には言えない悩みがカミングアウト出来たり、反対に思い切った趣味のトークが出来たりします。

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写真:medium.com

最近ではメル友という表現自体はあまり使われていませんが、インターネット上のコミュニティを通して、人々が交流を深める文化は健在です。最近ではメッセンジャーアプリやSNSが、メル友誕生の場として使われています。ただメールで会話をするだけではなく、近年ではオフ会を開催したり、リアルで友達になったり、更には恋人になったりと、より深い交流が行われています。

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