去年12月、名古屋市瑞穂区の交差点である事故が起きました。
小学生の兄妹がひき逃げに遭ってしまい、その加害者で逮捕された女性は72歳。
さらに、この事故の直前にも、2度の衝突事故を起こしていたそうです。
事件が発覚されたのは、ある一本の電話でした。
夕方、警察は「ひき逃げがあって、子供が泣いている」との通報を受け、現場に急行したところ、横断歩道にケガした小学4年生の男の子と、小学1年生の女の子がいました。
この二人は兄妹だそうで、買い物をしてから家に帰っている途中だったそうです。
その後、警察はひき逃げを起こした女性の家を訪ねました。
呼気からは基準値を超えるアルコールが検出されたそうだが、該当女性は警察の調べに対して、「車が壊れているのを見たが覚えがない」と容疑を否認していたことが分かりました。
しかし、この女性は、この事故の直前にも2度の衝突事故を起こしていました。
1回目は、同区桃園町の交差点で道路標識にぶつかり、かなりの角度で折れ曲がらせたのにも関わらずに逃亡しました。
2回目は、約6分後のことでした。
信号待ちをしていた乗用車に衝突し、こちらに関してもその場から立ち去ったと見られています。
桃園町の交差点での事故から小学生2人がはねられるまでの距離は約2.5㎞で、わずか13分間の出来事でした。
3度もの事故を起こしておいて、ひき逃げをして容疑者の女性に対して、ネット上からは「許せない」、「もう運転しないで」と怒りの声が続出しています。
「許せない。一刻も早く免許取消して下さい」
「ここまでやるような運転手には執行猶予とかいらないよ」
「車が壊れているが覚えてないって…。お願いだからもう車運転しないで下さいね」
「こんな事を言ってはいけないが、高齢になるほど自分はやってないと頑固になる方が多い」
一歩間違えれば命が奪われていた事故。
高齢者運転が問題視されている中、アルコールも検出されたとは…
危険運転が社会ではなくなることを願うばかりです。
そこで、全国20~60代の男女1,368名を対象にして、「高齢者運転」に関して、調査を実施しました。
調査の結果、およそ2割の人が、「65歳を過ぎたら運転はすべきではない」と回答したことが分かりました。