昨年12月18日にメンバーのジョンヒョンさんが亡くなったボーイズグループ・SHINee(シャイニー)のドームツアー「SHINee WORLD THE BEST 2018~FROM NOW ON~」の開催について9日、オフィシャルサイトにて「予定通りの日時にて開催させていただくことになりました」と発表した。
「SHINee WORLD THE BEST 2018~FROM NOW ON~」予定通り開催へ
「SHINee WORLD THE BEST 2018~FROM NOW ON~」は4年連続となる東京・東京ドーム公演、3年連続となる大阪・京セラドーム公演で2daysずつの計4回公演、合計18万人を動員する予定。この開催の有無について「たくさんのご心配とご迷惑をおかけし、また大変お待たせしてしまい申し訳ございませんでした」と切り出し、「メンバーの意見を尊重しつつ、各所協議を重ねた結果、公演を、予定通りの日時にて開催させていただくことになりました」と報告した。point 319 | 1
また、「既にお申込みいただいた方への当落および今後の追加申込み等に関しては、別途ご案内させていただきます」とし、「これからも、SHINeeへの変わらない応援、よろしくお願いいたします」と呼びかけた。最後には、メンバーの手書きのメッセージを掲載している。(以下、メンバーコメント全文)
ミンホコメント
こんにちは、SHINeeのミンホです。
SHINeeの日本公演の日程に関して、メンバーたちそれぞれ悩みみんなで集まって話し合った末に慎重な決定をくだすことになり、それに関して僕の想いを静かにお伝えすべく手紙を書きました。この手紙を書いている瞬間にも本当にたくさんの想いがよぎり、常にいろんな感情が入り混じりますが静かに僕の想いをお伝えします。
この決定を喜ぶ方々もいて、反対に懸念される方々もいるかと思います。僕たちもまた今はどれが正解であるかわかりませんが、まずはこれが正解だと信じてみなさんとの約束を続けて繋いでいこうと思います。メンバーたちとスタッフの方々そしてファンのみなさんと一緒だった全ての記憶が僕たちにはとても大事で、一番幸せで、そのどれをもってしても代わりはできないと思っています。
どんなものもジョンヒョン兄さんの場所を埋めてはくれず、どれだけ完成度の高い公演としてステージに立つことができるのかは心配になる部分もたくさんありますが、これからみなさんの前でお見せするSHINeeの全てのステージにジョンヒョン兄さんと一緒にいるという想いで「真心」を込めて準備します。
ジョンヒョン兄さんと僕たちがみなさんと約束したように、大変で諦めたい時、弱い心によって逃げ出したい時、みなさんの手が僕たちには一番大きな力になることを思い出してみなさんのための歌をずっと歌い続けます。
もちろんその大変さは誰も想像すらできないほどだと思いますが、僕たちみんな一緒に乗り越えて守っていけるように、みなさんがたくさんの力をくれると信じます。
僕たちSHINeeはその応援にいつもいつも感謝し、もっと誠意をもってジョンヒョン兄さんとみなさんのための時間で埋めていきます。
みなさんの温かい応援で、この寒い冬を少しでもより暖かく過ごせると思います。ありがとうございます。
キーコメント
こんにちは、SHINeeのキーです。
たくさんの方々が心配してくれたおかげで、僕もまた気を取り直して日常に戻ろうと努力しています。ジョンヒョン兄さんの跡によってこれまでの想い出がふと浮かび涙を流すこともあるし、胸も痛むけど兄さんと一緒に時間を過ごしていると思いながらうまく乗り越えようと努力しています。
みんながSHINeeの変わらない活動を支持していることをわかっていて僕もまたたくさん悩みましたが、全てを諦めて心が落ち着くのを待ち続けていることは違うと考えました。
たくさんの方々が心配してくれる中、僕たちは予定していた日本公演を実施すると決めました。この決定がジョンヒョン兄さんの望む僕たちの姿だろうし、ファンのみなさんとの約束を守りながら良いステージをお見せすることが、一番SHINeeらしい姿だと思いました。
今年は僕たちSHINeeがデビューして10周年になる年です。いつも応援してくれて励ましてくれて本当に感謝していますし、SHINeeらしいステージでお返しします。愛しています、ありがとうございます。
テミンコメント
こんにちは、SHINeeのテミンです。
実は最初は公演に対して自信があまりありませんでした。しかし、ファンのみなさんとの約束を守りたかったし、またこれからの未来において僕たちSHINeeのメンバーたちと別れたくなかったです。
僕が一番居心地よく、一番幸せだった時間たちは、振り返ってみるとメンバーたち…そしてファンのみなさんと一緒にいる時だったし、もっともっとSHINeeという名と同じチームのメンバーたちに愛情を持つようになり、より諦めたくなかったんです。
これからの未来が決して楽ではないということもわかっていますが、SHINeeという名前がもう少し永く光を失わずに輝けるように、忘れられないようにベストを尽くそうと思います。
あまりにも美しい想い出を僕に作ってくれたメンバーたちとみなさんだから、すごく感謝していますし、その想い出を大事にいつまでも覚えていたいです。
そしてこれからもSHINeeとして愛されたいし、空から見ているメンバーに自信を持って乗り越えてステージに立つSHINeeの姿を見せたいです。
ファンのみなさんに心配をおかけして本当に申し訳ないですし、これからの僕たちの未来を見守ってください。寒いのでお身体に気をつけて、今年もよろしくお願いします。
オンユコメント
こんにちは、SHINeeのオンユです。
まずなんとお伝えすべきかわかりません。すごくすごく愛する僕たちメンバーを守ってくれて、想ってくれて感謝していますし、ファンのみなさんに心配をかけて申し訳ない気持ちでいっぱいです。
僕はダメだと思いました…公演もできないと思いました…しかし絶対に諦めないでほしいというジョンヒョンのお母さんの言葉を聞き、どこかで寂しがり傷ついているたくさんの方々の慰めになれるのならば、至らない僕だけどもっと頑張るべきだと決心するようになりました。
僕は本当にまだまだ力不足ですがSHINeeのために、僕ができる最善の努力をし尽くしたいです。過程が困難で大変だとしても、力いっぱい努力します。
永遠にSHINeeのメンバーであるジョンヒョンは僕たちの心の中にいつも一緒にいて、ファンのみなさんの心の中にも永遠にいるはずなので、変わることはないと思います。
これからもSHINeeとして一生懸命に活動する姿をお見せいたします。ありがとうございます
SHINeeジョンヒョン、自殺報道
韓国での報道よると、ジョンヒョンさんは18日午後6時10分ごろ、ソウル市内の建物の部屋の中で、倒れているのを発見されました。
18日夕方にジョンヒョンさんの姉から警察に「弟が自殺したようだ」と通報があり、警察が倒れているジョンヒョンさんを発見しました。
姉は通報直前に「今までつらかった」「最後のあいさつ」などと自殺をほのめかしたメッセージを携帯で受け取ったといいます。
部屋の中で、練炭を使用した形跡があったということです。
病院に搬送されましたが、発見当時すでに心肺停止状態だったといい、病院で死亡が確認されました。
SHINeeジョンヒョンが残した遺書公開
19日、以前から交流の深かったというロックバンドDear Cloud(ディアクラウド)のボーカル・Nine9(ナイン)がInstagramにてジョンヒョンさんの遺書を公開しました。
以前からジョンヒョンさんから相談を受けていたというNine9。
ジョンヒョンさんから、本人がこの世を去ったらこの文を直接投稿して欲しいと頼まれたと明かし、「このような日が来ないことを望んでいたが、家族と相談の末、 彼の遺言により遺書を投稿します」と遺書公開の経緯を記しています。
遺書の一部には、
「私は内側から壊れた」「ゆっくり私を食い荒らした憂鬱は結局 私をのみ込み私はそれに勝てなかった」「私は私を憎んだ」「ただ『お疲れさま』と言って『これくらいやったならご苦労だった』と言って」「笑うことはできなくても とがめて見送らないで」「お疲れさま 本当にお疲れさま さようなら」と書かれていました。