小売業では万引きの被害が原因で倒産する「万引き倒産」が発生するなど、万引きは決して無視できない事態となっています。店舗の売り上げに大きな影響を与える、万引き。
どんなに対策をしても被害が後を絶たず、困惑している……という店舗も少なくないでしょう。
日本における万引き犯は、青少年や高齢者、外国人グループが多いとされていました。
しかし、この中でも、万引き犯罪の認知件数が最も多いのが「高齢者」だという事例もわかっています。
その動機としては「生活困窮」や「節約」といったものが挙げられる一方、女性高齢者の間では「ストレス発散」といった理由も挙げられるそうです。
最近、ある海外のオンラインコミュニティ上で、“日本人が最も万引きしているもの”として話題になったニュースがありました。皆さんは、一体どの商品が一番万引きされているのか分かりますか?
その意外なものとは、よくみなさんが普段から使っている「エコバック」なんです!
プラスチック製レジ袋の有料化が小売店に義務付けられてから、東京都内の万引の摘発件数は前年同期と比べ減少する一方、レジ袋に代わって利用が広がるエコバッグを悪用した万引被害が目立つようになっているといいます。
スーパーの経営者や保安員は「手口の幅が広がり、摘発しづらくなっている」と頭を悩ませている現状だそうですね。
エコバックの普及によって、エコバックを利用した窃盗〇罪が増えているといい、東京のスーパーでは、エコバックを持参した客が増え、10〜20%程度の盗難件数が増えたと明らかにしています。
そこで、茨城県にある古書店では、入り口が開いているエコバッグや、手提げは必ずレジの人に渡してほしいといった案内文までおいているといいます。
エコバッグ万引の被害をなくすため何らかの対策は必要となってくるでしょうね。
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