赤ちゃん
生まれたばかりの赤ちゃん。小さくてふわふわで、まさに天使のような存在に、見る人見る人が目を細めますよね。泣いてても笑ってても可愛い赤ちゃんですから、この世に生まれようものなら、色んな人にこの誕生を祝ってもらいたいし、我が子を自慢したくもなる親は沢山います。
しかしどうやら、「会わせたい親」と「会いに行く友人」の気持ちは、悲しいかな同じだとは限らないようです。赤ちゃんに関する、ある30代女性の投稿が話題になっています。
それぞれの意見
投稿者の女性は、同年代の友人が出産ラッシュで「ぜひ赤ちゃんに会いに来て~!」と言われているものの、「どうも足が向かない」と明かしました。妊娠前はそれなりに仲の良い友人たちだったが、貴重な休日をそれで奪われるのは億劫な様子です。平日の昼間は仕事の都合をつけるのが面倒、休日の昼間はゆっくり過ごしたいし家事もしたいとのこと。更に、赤ちゃんに会いに行ったら「可愛い~!」と言わないといけないのが面倒とも言っています。親友の赤ちゃんを見ても感情が湧かず、ただ面倒と続けました。この投稿に対して、300近くのブックマークがつき、様々な意見が寄せられました。
「赤ちゃんは可愛いという同調圧力を感じる」「頑張って産んでねとは思うけど、他人の赤ちゃんに興味がない」「幸せマウントが目に見えている」と、投稿者に同意する意見の多数がありました。また、同意だけではなくそれぞれが経験を踏まえた上で、様々な意見を多数述べました。
全員が赤ちゃん好きとは限らない
親にとって可愛い赤ちゃんが、他人にとっても可愛い赤ちゃんになるかどうかは別です。女性といえど苦手だと思う人や、嫌いという人も少なくないのです。
「赤ちゃんって言っても小さい人間」「親しい人以外の子供なんて赤の他人だから可愛いと思えない」「赤ちゃんだ、生きてるんだなくらいにしか思わない」と正直な胸の内を明かす女性もいました。
「可愛い」って言わなきゃいけない?
自分の子供は幾つになっても可愛いと思うのに、人の子供を見ても可愛いと思えないという人も多くいたようです。故に、友人の生まれたての赤ちゃんの写真を見ても「可愛い」という言葉を口にするのが疲れるそうです。「他人の子供に可愛いね〜と言うのがすごく苦手です」「他人の赤ちゃんに必ず可愛いって言う人いるけど、そう思った試しがない」など、苦痛だと思う点を述べました。
事情があるから会いたくない
不妊治療や妊活中の人にとってはデリケートな部分だと思います。「妊娠したとか聞きたくない」「妊活中なのに、友人から写真付きでメールが来ます」「できる限り小さな子供がいる人、妊婦さんには会いたくないです」「心が折れそうになるので、正直SNSさえも見たくないと思う」と、この赤ちゃんに会いたくないと思う気持ちは納得せざるおえないものですね。
世間の目
このように色々な意見と共に共感が多かったわけですが「成人した女性が赤ちゃんに興味を示さなければ世間は許してくれない」「赤ちゃん見ても何も感じないなんて、心が狭いとひねくれ者のレッテルを貼られる」と、結局世の中がそれを許さないと言う意見も多数上がりました。
人それぞれ
顔や性格が違うように、考え方やものの捉え方も人それぞれですよね。赤ちゃんが生まれたからといって、必ずしも会いに行かなければならないという決まりもありません。断るのは気が重いかも知れませんが、それを理解してくれるような人と付き合えたら、本当の人間関係が築けているのではないでしょうか。また、相手は自分と違うとどれだけ理解できるかで、自分自身がどれだけ相手を考えられる人間かどうかも決まってくるような気がします。
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