なでしこジャパンとして知られているサッカー女子日本代表は、2011年のワールドカップで優勝を飾ってから注目が集まり、公式試合はもちろん親善試合もテレビ中継されるようになるなど着実に人気が高まっています。しかし、2016年のリオオリンピック出場を逃すなど順風満帆ではありません。現在のなでしこジャパンは2019年のワールドカップ優勝と2020年の東京オリンピック優勝を目指すべく再編成を進めている真っ最中で、有名ではない選手が多く名を連ねています。それでも2011年ワールドカップの優勝メンバーも何人か残っていて、ベテランと若手の融合をはかっているのです。
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中核を担っているメンバーは?
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そういった状況にある現在のなでしこジャパンにおいて、中核を担っているメンバーの一人がフォワードの横山久美選手です。1993年生まれでまだ若い選手ではありますが、ドリブル突破から正確なシュートを放つ技術は世界に通用すると言われています。リオオリンピック出場を逃した頃のなでしこジャパンはドリブルで相手ゴールに迫ることが出来る選手が少なかったので、新たな攻撃オプションを担いキープレイヤーになれる存在です。point 201 | 1
センターバックは誰?
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センターバックの高木ひかり選手も若手注目株です。ディフェンスのポジションは経験が必要になるため若い選手にとってポジションを得ることが簡単ではありませんが、高木選手は2017年に入ってから10試合中9試合に出場していてしっかりと出場機会を確保しています。ミッドフィルダーとしてもプレイできる足下の技術を持ち、現代的なディフェンダーとして将来のなでしこジャパンでも中心になれるポテンシャルを持っています。
ゲームメーカーとして期待されているのは誰?
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また、アイドル顔負けのルックスで年代別代表から昇格した猶本光選手もメンバー入りしています。広い視野を持ちミッドフィールドから長いパスを出せるゲームメーカーとして期待されています。しかし、なでしこジャパンへの招集歴は長いものの未だに実力のすべてを発揮できていません。殻を破り、司令塔として中盤に君臨することが求められているプレイヤーです。
今のメンバーはどう?
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2011年のワールドカップ優勝メンバーからも、鮫島選手や宇津木選手、熊谷選手、阪口選手や岩渕選手が継続的に招集されています。このメンバーは実力と経験を兼ね備えていて、試合中はもちろん練習中でも若いメンバーのお手本になるなど監督にとっても非常に頼りになる選手たちです。
最新のなでしこジャパンはサッカーファン以外の方には知られていないメンバーが多いですが、着実にチーム作りを進めているのです。