新型コロナウイルス感染拡大の一方でも外で非常識な行動をする方々も残念ながら大勢います。そんな中、とある動物園でトラを釣るというアトラクションが人気のようですが、その姿に「動物虐待では?」と批判の声が相次いでいます。この時期に動物園が開園しているというのも驚きですが、人間のモラルが欠けているケースともいえます。
動物園のトラを釣るアトラクションに批判殺到!
それは中国の出来事。新型コロナウイルスの感染が起こった武漢市は現在、都市封鎖が解除され、徐々に日常を取り戻しつつあるようです。そんな中、とある動物園であるアトラクションが人気となっています。それは通称「トラ釣り」と呼ばれるもので、長い竿の先にエサのついた紐をくくりつけ柵の下に垂らし、3メートルほど下にいるトラたちを釣るというもの。
この「トラ釣り」は動物園側がきちんと料金を徴収して行っているアトラクションのひとつで、1回数十元(数百円)とのこと。来場者たちは興味津々で「トラ釣り」を楽しんでいるようですが、これには「動物虐待ではないか?」と批判の声が相次ぎました。ちなみに、肝心のトラたちはこのアトラクションにすっかり飽きてしまったようで、エサに見向きもしません。
トラにも新型コロナウイルス感染の危険性が?
何といっても、トラを釣ることで首に紐が絡む危険性もありますし、来場者も釣り竿に引っ張られ落下してしまう可能性もあります。一体何を思ってこのようなアトラクションを思いついたのか謎ですが、トラを釣り竿で釣れると本気で思っているのでしょうか?その後「モラルに欠けている」と多くの批判を浴びた動物園は結局「トラ釣り」を中止することになりました。
武漢市は現在都市封鎖が解除されたといっても、新型コロナウイルスの発生源であるため、いつ2次感染が起こるか分からない状況。そのため、動物園を開園するのも時期尚早だと思いますし、ウイルスは動物にも感染することが判明しているため、動物との濃厚接触もしないよう対策を練るべきではないか、と思いますね。
まとめ
このように、新型コロナウイルスの感染拡大の一方で非常識なことを行っている方も残念ながらいるようですが、トラにも当然ながら感情があるため、釣られるのは正直迷惑なことでしょう。動物園を運営している立場であれば、飼育している動物のことを物と考えず大事にしてほしいところですね。