日本タレント名鑑は実に1万以上の芸能人、グループなどが掲載してあるキャスティングの際には欠かせない本です。
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この本の特徴は単にタレントの顔写真が載っているだけではありません。2000以上のプロダクションの連絡先が完全網羅されており、この子がいいというのを見つけたらその事務所に連絡を入れることができるようになっています。毎年発行されており、価格は1万円程度とかなり高い値段であり、業務用のデータベースもあり、webバージョンとセットだと年会費が2万円近くになるなど、業界人のほとんどが見たことがある本であると言えます。
キャスティング資料の必要性
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タレント名鑑が発行されたきっかけは創業者の井草繁太朗がテレビ局のプロデューサーだったとき、キャスティング資料の必要性を痛感したこと、そして、タレントなどにとって多くのキャスティングがなされるようにしたいという願いも込めて発行されるようになりました。1970年に日本タレント名鑑が発行されると、現在に至るまで発行を続けており、各種ポータルサイトに対し、タレントに関する情報を提供するなど、日本タレント名鑑に掲載されている人物に関する情報を積極的に活用することができるようになっています。
タレントの大多数は掲載されている
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気になるのはどのような人がタレント名鑑に掲載されるかですが、まず芸能界の団体に加盟している事務所に所属する芸能人はたいてい掲載され、あとは劇団に登録をしている人、今はフリーだけど以前はそうした事務所に所属していたという人も該当します。そのため、こうしたタレント名鑑に掲載されないのは完全にフリーでやってきた芸能人ぐらいしかいません。そのため、テレビに出ているタレントの大多数は掲載されていると言えますが、実はここには大きな例外が存在し、全く掲載をされていない団体もこの中には存在していると言われています。
掲載許可を出していないケースも?
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それは掲載許可を出していないケースです。また、事務所が登録されていないと掲載されない場合もあります。肖像権にうるさいところはこうしたものに載せないという方針を示すケースがあり、そのあたりは各芸能事務所の判断に任されています。そのため、誰もが知っている大物タレントは全く掲載されないのに、誰1人知らない無名俳優はすぐに掲載されるという現象が起きています。そのため、タレント名鑑に乗っているから有名な人ということではなく、本人の都合や事務所の意向などでタレント名鑑に掲載されるかどうかが決まるというだけです。