菅野よう子さんとは日本でも知名度のある作曲家で、今までドラマやアニメやJ-POPなど多くの曲を手掛けている方です。ですが彼女がどのような経歴をたどってきたのか知っている人は少ないでしょう。菅野よう子さんはいままでたくさんの音楽に携わっているのです。
菅野よう子さんが音楽家になるまで!
写真:Red Bull Music Academy Japan
菅野よう子さんは1963年の3月に宮城県に生まれました。幼少期の頃から音楽に触れる環境があり、なんと4歳からピアノを習っていました。そして小学校に上がると才能が開花しピアノのコンクールで数々の優勝を収め全国大会でも上位入賞するなどの活躍を見せました。また中学は吹奏楽部に入り色々な楽器を楽しみます。その後は高校を経て大学は名門としても名高い早稲田大学に入学し、そこで軽音楽部のサークルに入ります。そしてこのサークルで活動していくうちに音楽関係者と出会い音楽の仕事をし始めました。それに伴い大学は中退し音楽の道へと菅野よう子は足を踏み入れていくことになります。
音楽家としてデビューしキャリアを積んでいく菅野よう子さん!
写真:駿河屋
そして菅野よう子さんは1985年に人気ゲーム「三国志」という作品の編曲を行い音楽家としてデビューしました。その後は「てつ100%」というバンドのキーボード兼編曲家としてメジャーデビューするなど少しずつ活動の場を広げていきます。そして1994年から1995年に放送された「マクロスプラス」というアニメの音楽を担当し知名度を上げていきました。またアニメだけではなくJ-POPにも携わります。1996年に有名なアーティストである小泉今日子が発売したシングル「男のコ女のコ」の編曲を担当しました。そして1998年には井上陽水が発売したアルバム「九段」の中に収録されている「エンジンの雨」も同様に編曲をしました。このように菅野よう子さんはキャリアを積んでいきます。
菅野よう子さんが大ブレイク一躍時の人に!
写真:aquarion.wikia
順調に音楽家として活動を続けていた菅野よう子さんですが転機が訪れます。それは2005年の4月から9月までテレビ東京で放送された「創聖のアクエリオン」というアニメの音楽と主題歌の編曲を担当したことがきっかけです。このアニメは放送開始からかなり話題となり多くの人々から根強い支持を受けました。そしてこの主題歌も有料配信が100万ダウンロード数を記録する大ヒットとなりました。また2008年度のJASRAC賞では銀賞を獲得するなどたくさんの人々に楽曲が人気となったのです。これがきっかけで菅野よう子の名前が広く浸透しました。
菅野よう子さんは最近ではドラマ音楽も担当している!
写真:シネマカフェ
こうして大ブレイクした菅野よう子さんは、最近ではあのヒットドラマの音楽にも携わっています。それは2013年の9月から2014年の3月までHNKの朝ドラで放送された「ごちそうさん」という作品です。このドラマは平均視聴率が22.
4パーセントを記録する大ヒットを記録し国民的人気となりました。彼女はこの作品の全編にわたり音楽を担当したのです。さらに2017年からNHKの大河ドラマ「おんな城主 直虎」のオープニングも作曲しています。これはNHK交響楽団が演奏をしており壮大でインパクトのある曲となっています。この曲を聞くと菅野よう子さんの才能が素晴らしいことが分かります。彼女はこうして色々なジャンルで実績を残しています。
菅野よう子さんのこれからに注目!
写真:Red Bull Music Academy Japan
アニメやドラマやJ-POPなど色々なジャンルで活躍している菅野よう子さん。そしてその活躍はとどまることを知りません。彼女の作り上げた曲はしっかりと作品の世界観にマッチしているため聞いていても違和感が全くありません。本当に才能がある音楽家であることを認識できます。これから菅野よう子さんはどのような作品に携わるのか注目したいです。