「やられたらやり返す、倍返しだ!」の決め台詞が社会現象とも言えるブームとなり、大ヒットとなったドラマ「半沢直樹」。
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自身も元銀行員であり、経済小説を得意とする売れっ子作家・池井戸潤の小説を映像化したこの作品は前評判はさして高くなかったものの、主演の堺雅人を始めとするキャストの力強い演技と痛快なストーリーが評判を呼び、最終的には瞬間最高視聴率46.7%を記録する日本テレビ史に残る大ヒット作品となりました。そんなドラマ「半沢直樹」、最終回のオチが何とも意外な形でした。
最終回のオチが意外
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主人公の半沢直樹が宿敵・大和田常務の不正を暴く復讐に成功するというクライマックスの後、半沢は銀行内で昇格人事が噂されたにも関わらず子会社に出向を言い渡され、不正が暴かれ失脚した大和田常務は出向ではなく降格人事にとどまるというまさかの結末だったのです。この結末に、主人公・半沢直樹に自己投影をして応援してきた視聴者は衝撃を受けると共に、続編への期待の声が即座に高まったのでした。
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「半沢直樹」は2013年のドラマであるにも関わらず未だに続編を望む声が強く、今年集計された「続編が見たいドラマ」のアンケートでは、昨年大ヒットとなった「逃げるは恥だが役に立つ」などを抑えて堂々の1位に輝いていることからも、未だに多くの人が続編を待ち望んでいることが伺えます。
視聴者から続編の期待は非常に大きい
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そんな中、主演の堺雅人はその後「リーガル・ハイ」などのドラマに引っ張りだことなり、そして極めつけは2016年NHK大河ドラマ「真田丸」に主演し1年にわたってハードなスケジュールとなったことから、なかなか「半沢直樹」続編の実現には至りませんでした。しかしながら、昨今になってようやく続編のクランクインの噂が出てきています。続編のベースとなる原作小説は既に書かれている上、視聴者からの期待は非常に大きいため、続編クランクインの現実性は極めて高いと言えそうです。
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原作通りにストーリーが進んだ場合、続編は半沢の出向後を描いた「ロスジェネの逆襲」、そしてその後航空会社再編を目指す「銀翼のイカロス」をベースとしたストーリーが展開されそうです。キャストも主演の堺雅人はもちろん、迫力のある演技で宿敵・大和田常務を演じた香川照之、強烈なインパクトを残した国税局・黒崎駿一を演じた片岡愛之助などの豪華な顔ぶれを続編でも見ることができそうです。
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続編への機運が高まる中、一方では「1作目は超えられない」「飽きが来そう」などという否定的な声も聞かれます。続編も大ヒットとなるかは、制作スタッフやキャスト次第と言えるでしょう。いずれにしても、社会現象を起こした大ヒット作品だけに、今後の動向から目が離せません。