ウェズリー スナイプスは、日本でも人気が高い俳優のひとりです。
フロリダ州オークランド生まれのウェズリー スナイプスは、武術に優れており、空手5段の腕前を持っています。
高校生の頃に仲間と劇団を結成し、大学では演劇を専攻して舞台に立つようになります。
1986年の「ワイルドキャッツ」で映画デビューを果たし、翌年にはスーパースターであるマイケル・ジャクソンの「BAD」に出演します。
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演技派俳優ウェズリー スナイプス
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日本でもヒットした「メジャーリーグ」や「ジャングルフィーバー」への出演によって、トップスターの仲間入りを果たしたウェズリー スナイプスは、「ワン・ナイト・スタンド」でヴェネツィア国際映画祭の主演男優賞を受賞し、演技派俳優として確固たる地位を築きます。
得意な武術を活かしてアクション映画でも活躍し、マーベルコミックの「ブレイド」を映画化した「ブレイド」シリーズでは、日本でも多くのファンを獲得しました。
所得税の虚偽申告?
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俳優としては順風満帆なウェズリー スナイプスでしたが、私生活では問題を抱えており、所得税の虚偽申告による脱税容疑で告発され、2008年4月に有罪となっています。ウェズリー スナイプス側は、判決を不服として上訴していましたが、2010年7月16日に上訴が棄却され、禁固3年の実刑判決が確定してペンシルベニア州のマッキーン連邦刑務所に収監されることになってしまったのです。
予定では、2013年7月19日に出所予定でしたが、4月には仮釈放となりました。刑期満了までは自宅軟禁の状態だったウェズリー スナイプスですが、さっそく俳優としての活動を再始動させます。
刑務所生活のおかげで成長できた
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以前共演したことがあるシルベスター・スタローンから誘われ、人気映画「エクスペンダブルズ3」に出演したシルベスター・スタローンは、刑務所生活のおかげで、役者として成長できたと語っています。孤独な刑務所生活で瞑想に浸ることができたことは、ウェズリー スナイプスにとって心の平安を得ることにつながったのです。
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映画界に復帰したウェズリー スナイプスの俳優としての生活は順調で、話題のドラマや映画に出演しています。
最近日本で公開された「シールド・フォース」では主演を務めています。「シールド・フォース」は、SFアクション映画で、特殊部隊の精鋭チームが、意志を持った人工知能を相手に戦う姿を描いています。この作品は、往年の人気バンドKISSのジーン・シモンズが出演していることでも話題となっています。