頭髪は全身の中でも目立つ部分ですから、流行は常に抑えていたいところ。街角で道ゆく人を注意深く観察することで流行りの髪型の傾向はなんとなく見えてくると思います。しかしなんとなく印象はつかめるものの、具体的になぜ流行っているのか?どう再現するのか?それだけで正確なところまではなかなかわからないもの、今回は昨今のメンズヘアにおいて人気の髪型のポイントを、とくにオンでもオフでも通用する髪型の基本を抑えたいと思います。
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◼︎とにかく便利!ツーブロック
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近頃とくに人気の髪型の特徴として、若者から大人の男性まで幅広い年齢層から支持されているのが「ツーブロック」です。これは頭髪全体のことではなく、もみあげ部分の髪を短く刈り上げることを言います。もみあげさえ刈り取られていれば他の部分の髪の長さは問いません、全体がどんなスタイルであれ、もみあげ部分が刈り上げられていれば「ツーブロックになっている」という言い方ができます。10年ほど前まではわりと奇抜な髪型の特徴として見られていましたが、昨今はその便利さですっかり人気のヘアスタイルとなりました。ツーブロックのメリットはというと、両サイドのもみあげが3〜6mm程度に刈り上げられているのですっきりとしていて自身も楽であり、まわりからもさっぱりとして見えるのでビジネスシーンにも合わせられるという点があります。そして髪の量が多い人にはサイドのボリュームを抑えられ、さらに上の髪を伸ばしてもみあげを隠してしまえばその個性的な見た目が気になる人にもツーブロックを実践することができます。また髪を耳にかけることで全く違った印象にチェンジすることができるので、オンとオフで使い分けることも容易です。このように使えるシーンの多様さ、アレンジのし易さがツーブロックの魅力と言えるでしょう。人によっては片側のもみあげのみ刈り取るという方もいます。
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◼︎今どきのユルふわパーマは長さが大事!
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流行っている人気の髪型を意識するのであれば外せない要素がこの「ユルふわパーマ」です。言葉としては昔からよく耳にするものですが、ただユルいパーマがかかっていればよいということではなく、とくにオンとオフの両方で活躍するものを目指すのであれば注意する点があります。もっとも大事なのが長さです。トレンド感を出すだけならパーマ&ツーブロックでも十分ですが、ビジネスシーンでも決めたいのであれば、その長さは短めに抑える必要があります。なにも全体を短くしなければならない訳ではありません、頭頂部は長めでもかまわないのでサイドや襟足を短めにしましょう。そうすることでボリュームのあるパーマヘアでもすっきりと見せることができるのです。具体的には耳は少なくとも半分は見えること、襟足はバリカンを使わないまでもハサミで可能な限りまで短くすると良いでしょう。ただこの髪型、かなり普及し定着してきているので、なにも考えずにやると他人とかぶる可能性も高いです。気になるようであれば一捻りアレンジを加えても良いかもしれません。例えば、軽いワックスでユルふわにしていたところウエット系のワックスで艶やかにまとめるのもおすすめです。とくにパーマは水分を含むことでカールが強まるのでウエット系のワックスを使うとセットがしやすいです。
◼︎まとめ
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これらの髪型はなんとなくスタイリストさんにすすめられたから、みんなやっているからなど、中身まで理解してやっていない人も多いと思います。そもそも流行というのはそういう側面もあるのかもしれません。しかし同じヘアスタイルでも、分かっていてやるのとそうでないのでは全く意味が違ってきます。とくにビジネスシーンにおいて身だしなみは大事な要素ですから、なんとなくでは相手に失礼です。しっかり意識して自分はTPOに合わせた相応しい格好をしていると自信を持つことが大切です。