ムツゴロウ動物王国って一体どんな施設?
ムツゴロウさんって聞いたことがあるけど、一体何をしている人?
「ムツゴロウとゆかいな仲間たち」ってどんな番組なの?
何となく聞いたことはあるけれどよく知らない、ムツゴロウ王国とはいったいどんなところなのでしょうか。
ムツゴロウ動物王国とは?
元々は「ムツゴロウどうぶつ王国」という名称で、動物と触れ合うことをコンセプトにして北海道に開園されたそうです。一般に公開される施設ではなかったそうなのですが、1980年から21年間に渡ってフジテレビで放送されていた特番「ムツゴロウと愉快な仲間たち」が評判となり、話題を呼びました。
そこで番組の人気をうけ、「東京ムツゴロウ動物王国」が2004年に東京都あきる野市に開園しました。こちらはプールを中心としたテーマパークの「東京サマーランド」内にオープンし、一般の人と動物が身近に触れ合えることを目的にしていました。しかしこの東京の動物王国は2007年11月末に閉園しています。
閉鎖したのち、ムツゴロウさんと動物たちは北海道に戻ることになりました。
人気に火をつけた番組「ムツゴロウと愉快な仲間たち」は2001年に放送が終了されましたが、2012年からは、過去の映像と新作映像を交えた番組「ムツゴロウのゆかいな動物図鑑」がBSフジにて放送されています。
そもそも、ムツゴロウさんって誰?
ムツゴロウさんこと畑正憲(はたまさのり)さんは、小説家、エッセイスト、ナチュラリスト、動物研究家、プロ雀士という様々な顔を持っています。エッセイスト・ナチュラリストとしての活動で世間的な知名度を高め、その他、タレントとしても活躍していらっしゃいます。
テレビでは「よーしよしよし」と言いながら動物を撫でる仕草や、動物に熱烈なキスをしてコミュニケーションを取る様子が有名です。
1935年4月17日に福岡市に生まれ、幼い頃より生き物に関心があったようです。1954年には東京大学に入学し、動物学を学んだそうです。1980年にテレビシリーズ 「ムツゴロウとゆかいな仲間たち」が始まり、21年間にわたって世界中を旅していました。
著書は「畑正憲作品集」「ムツゴロウの青春記」「ムツゴロウの動物交際術」など、多数出版されています。それだけでなく、映画「子猫物語」の監督や、画集「ムツゴロウとゆかいな動物たち」を出版したりなど、マルチな才能を発揮しています。
ムツゴロウ王国には多大な借金があった!?
東京に開園した「東京ムツゴロウ動物王国」ですが、集客が伸びず、開園一年後には地主への賃料や、従業員への給料の支払いが滞り始めるなどしたそうです。
運営会社である株式会社グローカル21は、2006年6月末にサマーランドから契約解除され、退去を求められると、2006年11月には破産しました。その後、ムツゴロウさんが経営するムツプロが暫定的に経営を引き継ぎ、東京ムツゴロウ動物王国の営業を継続していました。しかし、2007年11月25日に、東京ムツゴロウ動物王国は正式に閉園してしまいました。
ムツゴロウさんは私財を投げ打って「東京ムツゴロウ動物王国」の維持に努めたそうです。ムツゴロウさんの借金は3億円とも8億円とも噂されています。
ムツゴロウ動物王国の現在
そのように移転を経たムツゴロウ動物王国ですが、現在はどうなっているのでしょうか。
ホームページによると、「ムツゴロウ動物王国」は今現在も北海道に存在しているようです。ムツゴロウさんのプロフィール、著書紹介、出演情報のほか、猫、馬、クマなどの写真付きのブログも更新されています。
「ムツ牧場」では乗馬体験ができるとのことで、絶景の中で乗馬をしている体験者さんの写真も掲載されています。
またオンラインショップにてムツゴロウさんの絵によるオリジナルフレークシールや、ポストカード、マグカップなども販売されています。雑貨のほかにもエゾ鹿のアキレス腱をそのまま乾燥させた犬用のおやつも通販できます。
まとめ
謎の多いムツゴロウさんとその動物たちでしたが、現在も北海道で暮らしているようですね!
「ムツ牧場」は北海道で現在も営業しているようなので、広い大地で乗馬体験をしてみたい方は訪れてみるのもよいかもしれません。