新型コロナウイルスの拡大を受けて、以前から日本のお馴染みの風景だったマスクをして会社や学校へ向かう人々が、さらに増加していますが…。数年前から「カラスのようなマスク」が見られるようになってきています。さらに、すごくカラフルなカラスマスクをつけている人も多くみられます。この変化に対し、順応した人もいれば 違和感を持つ人もいるという。
白マスクに比べて小顔効果が⁉
メーカーでは黒の他にも多くのカラーバリエーションを展開しており、様々な色のマスクをした人を見かけるようになりましたが…
実際に、流行りの形の、白以外のマスクをつけている人からは次のような意見が聞かれます。
「流行ってたから黒色をつけてみたけど、顔が小さく見えて最高。黒の後に普通の白いマスクをつけると顔デカっ!ってなり二度とつけない」(20代男・会社員)
たしかに、黒色の小顔効果を期待しての使用は頷けますが…。
それらをつけている人からは「ピンクとか 色々な色があって可愛いし、マスクって不健康なイメージが強いけどそうならないから」(20代OL)といった声も聞かれました。
単純にファッション⁉ 洗えるから経済的⁉
日本は 世界でも極めてマスク使用者が多いが、他の国ではマスクをしていると病人だと思われることが多いようです。そうした意味では、白を避ける理由もわからなくもないのですが…。また、若い人の中からは、こういった声もありました。point 182 | 1
「単純にファッション。これだけで様になる」(10代男・学生)。
髪色やピアスなどが 校則で制約されている学生にとっては、恰好のファッションアイテムなのかもしれません。彼ら世代に流行る理由もよくわかります。さらにはこんな意見も…。
「通気性が良くて柔らかく、しかも洗えるから経済的」(20代女・学生)。マスク不足のこのご時世に洗って繰り返し使えるのは大きな利点と言えるでしょう。
若い人はいいけど…「おっさんはやめろ」反対派の意見も⁉
白いマスクは不健康に見えるからという意見もあったが、反対派は次のように感じているようです。
「衛生具は白だろ」(50代男・会社員)
衛生具のそれらしさを避けてカラフルなマスクをする賛成派と真っ向から対立する意見です。
「若い人はいいけど、おっさんがつけてると引く。特に黒スーツに黒マスクって、お前、冴えないカラスかよ」(20代OL)といった反対派の女性もいるようです。
たしかに、10代の学生が「単純にファッション」と言い切るものをつけていることからも、おっさんにはハードルが高いものであることが伝わります。まだ 若いつもりのおっさんには 聞き捨てならない意見かもしれませんが…。
日本でのマスクの始まりは 黒だった⁉
今でこそ白が主流のマスクだが、日本でのマスクの始まりは「黒」だったようです。マスクの記録として残っている、最も古い情報は明治時代。鉱山や炭鉱で働く人々が粉塵などから鼻や口を守るために使っていたマスクが黒だった記されています。これは作業での汚れがが目立たないようにとされたものだという。
一方、医療現場では 白いマスクの着用が法律で定められていましたが、漂白の経費は高価で、一般にはなかなか広まらなかったようです。しかし 1918年のインフルエンザなどの大流行や、高度経済成長期における衛生意識の高まりのなかで、白いマスクが一般的になっていったようです。
昨今は、世代や個性に合わせて 好きな色(そして自分に合う色)をつける人々も増えているようですが、本来のマスクの役割さえはたしていれば 問題はないでしょう。
黒マスクしかないから仕方なしにつけている人が多い…⁉
今回このテーマにも多くのコメントが寄せられていますが…
《 考え方が古いのは重々承知してますが 個人的には中二病こじらせてるような印象しかわきません 》
《 いま年配者で黒マスクしてるのは黒マスクしかないから仕方なしにつけている人多いと思う。マスク不足の今、そんな事言われても。 》
《 今は黒マスクも全然構わないのだけど、コロナが収束してマスク姿の人が減った時にはあまり良い印象を持たないと思う。以前 薄暗い路地から黒マスクの男性が出て来た時の恐怖感が忘れられない 》
等など、マスク不足の現状では仕方がないが、やはり黒マスクへの悪印象を持つコメントが多くあげれれているようでした。