未来のことは誰にも分かりませんが、時として人は自分の人生がどうなっていくか知りたくなるものです。昔から多くの人が占いを利用して、自分の将来を知ろうとしてきました。占いは古代から世界中で行われ、現代まで続いています。多くの占いがある中で、手相占いは最もシンプルでメジャーな方法の一つです。ここでは、その手相占いについてまとめていきます。
手相とは?
手相とは、手の平に生じる線や肉付きなど、手の形態によりその人のことを占うことを言います。
手相の歴史
手相は、約3000年前から5000年前にインドで誕生したと生まれたと言われています。古代から人類は、自らの運命を知ることに関心を持っていたと言えます。その後、仏教伝来に伴って、中国へと伝わりました。中国で盛んであった易学を取り入れることで発展し、平安時代に日本にもたらされたとされています。また、インドから中近東、さらにヨーロッパや北アメリカにも伝わりましたが、キリスト教の教えに抵触し、弾圧を受けます。19世紀になると、フランスの手相家であったデバロールとダルパンチーニによって「西洋手相学」の基礎が作られました。さらに、イギリスの手相研究家キローが著名人の手相を見て見事に的中させたことで一躍有名となり、1984年に発行された『手の言葉』は世界中に衝撃を与えました。それで彼は近代手相学の祖と言われています。キローの西洋手相学は明治時代に日本に紹介されました。それによって、中国式に代わって西洋式がメジャーになりました。point 412 | 1
手相の恋愛線の見方
恋愛線について見ていきます。長い恋愛線は、恋愛に対して思いが強いことを表しています。相手からも強く愛されていなければ現れないので、恋愛成就の可能性が高くなります。既に相手がいる場合の長い恋愛線は、危険な恋の可能性を示しているので注意が必要です。短い恋愛線は片思いであることを表し、若い時期に表れ易いです。そうでない場合、相手が合わない、大きな恋愛にならない可能性があります。楕円形の模様(島)がある場合には、恋愛絡みのトラブルがあるかもしれません。行動を慎重にしましょう。恋愛線がなければ、今のところ恋愛に縁がないと言えそうですが、それに代わって結婚線があれば心配することはありません。恋愛線の上に情愛線があれば復縁の可能性を示します。濃い恋愛線は思いが強いことを表し、数が多ければチャンスの多さを表します。point 413 | 1
手相の健康線の見方
次は、健康を表す健康線について見ていきます。長くてきれいに曲がった健康線が入っている場合には、健康な人生を送れるとされます。短い人は生命力が弱く、体が弱いので無理は禁物です。金星丘まで達している健康線は、有り余るほど体力があることを示します。二重になっていれば強い生命力を持ち、先が二つに割れていると病気の可能性はあるものの健康な生活が送れるとされ、さらに多く分かれている場合は体力が少なく、体を壊しやすくなります。生命線が途中で断たれ、再開している場合は途中で大きい病気があることを表しています。生命線にクロスする障害線がある時には大きく環境が変化することを示し、命に関わることもあります。point 355 | 1
手相の仕事線の見方
仕事に関する線について見ていきます。運命線がはっきりしていれば、仕事が上手くいくと言えます。中でも、手首から中指の付け根までまっすぐに伸びていると天下筋と言われ、重役に就ける可能性が高いと言われます。知能線と環状線を結ぶマスカケ線があれば、天下筋と同じく上に立てる人間であることを示します。運命線と財運線、太陽線が一点収束する三奇紋は金運と仕事運が上々になる証です。アピール線は自分の能力をアピールするのが上手い人に表れ、向上線は目的実現のために頑張れる力があることを示します。起業線は対応力が高いことを表し、商才線は高い商才の持ち主に現れます。リーダー線は仕事に責任を持ち、多数の人間の管理ができることを示しており、希望線は目標をもって頑張れる人間に現れます。太陽線と運命線が繋がっていれば努力の成果が出ると言われており、昇運線がしっかりとあれば他人の助力で幸運を手に入れられるとされています。point 457 | 1
まとめ
手相占いは昔から行われており、多くの人が自分の運命を知る手段として利用してきました。手相を見れば自分の仕事や健康、恋愛について多くのことが見えてきます。手相にはいい結果もあればよくない結果もあり、失望することもあるかもしれませんが、手相から自分が今何をするべきかが見えてくると思います。必ず当たるようなものではありませんが手相を見て自分を見つめ直してみるのもいいかもしれません。