先日テレビで放送された番組で中山美穂がラップを披露するというものがありました。この披露したラップが多くの人の心にとまり、印象に残っているものになっています。その番組で中山美穂は熱血母役で、小学生の息子に勉強をスパルタ的に強要。小学生のストレスが溜まり、好きなラップのパラダイスの若者の集まりに自ら仲間入り。中山美穂演じる母はその外観から悪い集団と決めつけ、息子を助けに行こうとも真っ向から対決しても勝てない。
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そんな時路上の占い師にピンチの時に口に塗ると特別なリップを渡される。息子を迎えに行き、若者に囲まれる母がリップを使うと、心で思っていることがラップで表現できるようになる。と中山美穂のラップが披露されるのだが、最初のラップが、ラップ調でとても上手だとは言えない。若者とのラップ対決、初回は母の主張ばかりで相手には伝わらず惨敗、その後もう一度リベンジをし、心の声を届ける。親から抑え込まれていた子供が自分の主張をラップで表現。母自らスパルタだった自分が子供の気持ちを押し殺していたと反省。
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若者、子供たちと和解するハッピーエンドという流れ。初回の中山美穂のラップは、完全な素人で、棒読み。ラップをやっている人からすると、ラップになっていないことに恥ずかしさと怒りをも覚える人もいたが、中山美穂演じる母の役としてはとても満足できる出来だという声もあります。一般の素人が少し練習したらこうなるというレベルのラップで、視聴者には共感できるようなラップぶりであったと言えます。
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リベンジの2回目は、初回よりもかなりレベルアップしているものの、女優が一生懸命できない演技を苦し紛れにやっている感じが強く出ていました。これには賛否両論があります。
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ゴールデンタイムに放送されるテレビ番組を観ている一般視聴者にとっては、全く違和感が無くひとつのドラマとして、子供想いの母親の気持ちの変化を描いた内容で、母親役の中山美穂の演技は流石と言えるほど感情の入ったプロの演技でしたがラップをやっている人やラップが好きな人にとっては、中山美穂演じる母親のラップはどれもひどく、ドラマの内容をすべて吹っ飛ばしてしまうようなものだという人も少なくありませんでした。
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中山美穂はとても演技の上手な実力派の女優さんではありますが、歌を始め、音に関係することがあまり上手ではない女優さんです。そのためこの番組の中山美穂が披露したラップに多くの人が反応しました。