お笑いコンビ・アンジャッシュの渡部建さんが、東京・六本木ヒルズの多目的トイレ内で不倫相手の女性と会っていたとの報道をめぐり、ツイッター上では多目的トイレを不適切に使用したとして、渡部建さんへの批判が相次いでいます。
トイレ内の多目的シート（子どもから大人まで、おむつ替えなどに利用できるシート）を製造する大阪市の企業も、ツイッターを通じ「多目的シートを作っている会社としては悲しく、情けない限りです。」と発信し、多目的トイレの適切な利用を訴えました。
渡部建さんは10日、複数の女性と不倫関係にあったことが報じられました。そのうち女性一人とは、六本木ヒルズの地下にある多目的トイレ内で会っていたことが明かされ、六本木ヒルズを管理する森ビル担当者の困惑の声も伝えられています。
多目的トイレは本来、身体に障害を持った人や、おむつ替えの必要がある乳幼児連れなどが使いやすいように設けられています。ツイッター上では渡部建さんが多目的トイレを「不適切」に使用したとして、批判の声が相次ぎました。
・笑い事じゃないよ。母の車椅子押してた頃車いす多機能トイレ空かなくて泣く泣く一般トイレに移動した事何度もある。
・これを機に使いづらくなったらどうしてくれるねん。車いすユーザーからしたら本当に大迷惑。
そうした中、多目的シートなどの施設用育児用品ブランド「オモイオ」を展開する水上（大阪市）は、オモイオの公式ツイッターを通じて11日に「多目的トイレが話題になっていますが、内容は…」と反応しました。そして、「多目的シートを作っている会社としては悲しく、情けない限りです。障害を持たれている方と、おむつ交換の方の衝突が問題になっているのに…真に多目的トイレを必要とされている方々の為にも節度ある利用をお願いします。」と訴えました。point 225 | 1
オモイオのツイッター担当者によれば、近年は設置数が少ない多目的トイレをめぐり、障害者とおむつ替えが目的の親子連れの間で取り合いになっていることに「メーカーとしてやるせない思い」を抱えていたといいます。障害者の利用もおむつ替えも多目的トイレ本来の用途であり、担当者は「どちらの言い分も間違ってはいない」と話っします。point 216 | 1
#多目的トイレ が話題になっていますが、内容は…
多目的シートを作っている会社としては悲しく、情けない限りです。障害を持たれている方と、おむつ交換の方の衝突が問題になっているのに…
真に多目的トイレを必要とされている方々の為にも節度ある利用をお願いします。 pic.twitter.com/GUV34p8hctADVERTISEMENT — オモイオ omoio (@omoio_mizukami) June 11, 2020
しかし、仮に今回の報道のような使い方が世間で横行すれば、本当に多目的トイレが必要なはずの障害者、親子連れが必要な時に使えなくなってしまう可能性があります。
「（多目的トイレを不適切に）使っている方がいらっしゃるというのは把握していたが、それに対して何ら手を打てなかった。そこでこういうことが起こって、少しでも我々が情報を発信することで（本来の使い方が）世に伝わってくれたらと思った。」と、担当者は投稿の経緯を語りました。
他にもネット上では、このようなコメントが上がっています。
・昔、スーパーか何かの多目的トイレに連れ込まれて女児が殺害された事件ありましたよね。モラルも大切ですが入口付近に監視カメラを設置すれば少しは抑止力になるのでは。
・渡部家にも赤ちゃんがいて、これから使う頻度も増えるかと思う…その度に、奥さんが何とも言えない気持ちになるかと思うと…
・秋葉原駅の多目的トイレみたいに、常に鍵がかかっていて、インターホンで遠隔開錠してくれる方がいいと思う。目的外利用を制約できるし、本当に使いたい人が待たずに使えるのは嬉しい。
・クラブのトイレとかでやってる人は多いって聞くけど商業ビルの多目的トイレでヤルのは勇気いるわ。出るときにたまたま誰かと出くわしたらどうすんのかな？そんな事も考えられないぐらい溜まってたんかな（笑）