「のりピー」の愛称で親しまれてきた酒井法子さんですが、一時的に芸能活動は覚せい剤使用による逮捕ということで活動自粛ということになっていました。そんな酒井法子さんのこれまでの人生は壮絶なものであったといわれています。
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1971年に福岡県福岡市で誕生した酒井法子さんでしたが、その当時、父親は覚せい剤所持で逮捕されており、刑務所に収監されていました。それによって酒井さんの母親は不安や寂しさなどから若い男性と恋に落ちて駆け落ちしてしまったのです。母親はまだ赤ちゃんだった酒井さんを夫の実家がある佐賀県山中の寺に捨て子のように置き去りにしていきました。
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夫の実家がある県だったということで、その後の酒井さんはまず父親の妹つまり叔母のもとで育てられることになりました。その当時は埼玉県と佐賀県を行ったり来たりすることも一時的にあったようで、心の傷はますます大きくなっていったようです。その後は実の両親が離婚し、母親は数年後に他殺される事件が起きます。
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そして7歳になると、育ての親である叔母夫婦から実の親ではないことを知らされ、実の父親が再婚したことをきっかけに福岡県へと引越し、実の父親夫婦と暮らすようになりました。事実を告げられるまで酒井さんは育ての両親を実の親だと思っていたそうですから、まだ小さかった酒井さんの心はズタズタにされたであろうということは容易に想像することができます。ちなみに、その父親は再婚相手とも離婚して再々婚をしており、次から次へと酒井さんの義理母は変わりました。point 283 | 1
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平成元年5月には実の父が不審な事故死を遂げており、闇の闘争によるものだったのではという噂もされました。しかし芸能界で育ててくれた事務所の社長がとても人情的であったことから、本当の娘のように接してもらうことができ、人の愛情というものを感じることができる日々を過ごしました。
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彼女の人生が再び狂いだしたのは結婚をしてからになります。結婚相手は自称プロサーファーの3歳年上の男性で1998年に結婚、翌年には息子も生まれます。この結婚を機に酒井さんは足首や太ももなどにタトゥーを入れるようになり、それまでの清純なイメージから一転、特殊な髪の染め方をしたり、遅刻や酩酊状態で叫ぶ、話し方がおかしいなどの奇行が目立つようになりました。そして最終的には2009年に覚せい剤の所持と使用によって逮捕されます。38歳の時でした。point 288 | 1
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3年間の執行猶予がつき、その間芸能活動は休止して、介護の勉強をするようになります。そして41歳になった2012年、女優として時代劇で演じ、復活を果たしました。介護の勉強については事情により、断念したとのことで、それが芸能活動に復帰した理由の1つでもあります。しかし復帰から5年たった2017年現在でも酒井さんの活躍をテレビで見ることはほとんどなく、中国や台湾など今でも根強い人気がある国で細々と活動しています。point 275 | 1