以前SNSに投稿された、ある「犬の散歩」の動画が話題になりました。
動画の中、犬は車の中からリードでつながれていました。
斜めになりながら、引きずられるように“小走り”する姿が映っていたのです。
そんな動画にネットでは批判が殺到し、炎上しているのです。
「ひどすぎる。自分が同じことをされないと理解できないの?」
「散歩じゃなくて虐〇」
「犬の散歩」の動画はコチラです。
こちらの動画を撮影した男性は、すぐに飼い主に注意をしたそうです。
そして、飼い主は当時、無理やりの散歩を止めたと言います。
動画を投稿した男性は、このように話しています。
「同じことを繰り返してほしくないという気持ちからSNSに投稿した」
動画が撮影された場所は、岡山県高梁市の国道沿いでした。
山や田んぼに囲まれた、非常にのどかな場所です。
だが、そこでなんと!一台の車が歩道を走りながら犬を「散歩」させていたのでした。
番組の取材に対して、飼い主の男性はあっさりと動画に映っているのは自分であると認めました。
「もう年がな、88(歳)になる。だから歩けんのじゃ。犬も散歩させたいし、車の窓からリードを出して、ちょっと運動させようと思った」
犬の飼い主は、このように説明しました。
「今朝そのことでな、駐在のお巡りさんも来たんよ。まずかったなあと思う。もう2度としない」と当惑している様子だ。動物虐〇と言われたことに関しては「虐〇したことはないし、虐〇に見えたらそれは悪かったなと思う。犬も喜んでしっぽ振って歩くんですけども…」
「問題になるようだったら犬も飼えんなと思った。何十年と犬を飼っていたが、寂しくなるな」
ちなみに、犬のケンタくん(当時6)は元気だそう。
当時88歳という高齢者飼い主、気持ちは理解できるが、やはり車での散歩は危ないんじゃ…
そこで、専門家により、高齢者が犬を散歩させる時の注意点を話してくれました。
もしも散歩させることが困難であれば、“10メートル”くらいの長いリードを付けておくだけでも違うとのことです。
車での散歩に関しては、JKC公認ドッグトレーナーの遠藤和博さんにより、このような指摘がありました。
「体が斜めになっているので、ああいう走り方をすると肉球が擦れてしまう」。
また、リードがタイヤに巻き込まれる恐れもあります。
運転席からは死角になるので、何が起きるかが分かりません。
司会の小倉智昭:「自転車や車からリードをつけた犬を引っ張っている人をたまに見かけますが、大丈夫なのかな、と思います」
安田洋祐(経済学者):「今回の場合は歩いて散歩させられないという事情があるので複雑です。最近、高齢者のモビリティーが問題になりますが、車ではなく、歩くのに近い形での移動のニーズを再確認しました」
小倉:「これから高齢者がペットを飼うことも論議になってくるかも知れません。お年寄りのサポートもきちっとできない国はペットのサポートなんてできませんよ」
ネットでは…
「自転車で散歩してる人いるけどそれ以上にひどい」
「しかも、歩道を車で走ってるあたり。老害は怖いです。」
「自転車で犬の散歩も違反になります。それを車とか有り得ない。」
「これやばすぎませんか?」
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