両親の耳たぶに次のようなしわがある場合は、必ず病院へ行って検診を受けるようにしてください。
最近の研究結果によると、耳たぶにしわがある人は、そうでない人よりも認知症のリスクが2倍高いそうです。
研究チームによると、50や60代にできる耳たぶのしわは、自然な老化現象ではなく、認知症や脳の退行性変化を予測することができる信号だそうです。
実際、耳たぶにしわがある人の耳をMRIで検査した結果、白く詰まっ微細な血管がありました。
同様に、この人の脳をMRIで撮影した結果、やはり脳血管が詰まっていて、白く変性していました。
研究チームは、耳たぶにシワがある場合は、脳が白くなる退行性変化のリスクがそうでない人より7.3倍も高く、認知症リスクも2倍高いと警告しました。
耳たぶのしわは認知症だけでなく、急性脳卒中の兆候でもあります。
5月にアメリカ内科ジャーナル(AJM)に発表された研究によると、急性脳卒中で入院した患者のうち、78%が耳たぶにしわがあったそうです。
耳たぶの脂肪と血管が心臓病の原因で血流が減少し、栄養の供給が不足になり、これによって耳たぶの脂肪が減り、しわが生じるという原理です。
研究チームは、「耳たぶのしわが認知症の物質の累積、脳血管閉塞の信号として見ることができる」、「このようなしわを発見した場合は病院へ行き、脳や心臓を精密に検診するのが良い」とアドバイスしました。