小説「池袋ウエストゲートパーク」などで知られる作家の石田衣良氏が今月3日、
フジテレビ系のお昼の情報生番組「バイキング」に生出演。
後手後手、場当たり的などと批判されている安倍政権の新型コロナウイルス対策について、
この日も司会を務める俳優の坂上忍やコメンテーターのタレント・ヒロミをはじめ、
多くの出演者らが安倍政権の新型コロナウイルス対策を痛烈に批判していました。
しかし、同番組での出演者らの”あるやりとり”をめぐり、視聴者から批判の声が出ているようです。
新型コロナウイルスの余波が全国的に広まる中、2日の参院予算委員会で安倍晋三首相は、
緊急事態宣言の実施も視野に入れ、新型インフルエンザ等対策特別措置法と同等の措置ができるよう法整備を進める考えを示しました。
法整備により、住民の外出自粛や施設の使用制限を要請することが可能になるというのですが、
『バイキング』の独自取材によると、
隔離施設で感染者の状況確認の業務に当たる内閣府の現役官僚が「現場職員の数が圧倒的に足りない」
と職員の疲弊を訴えるなど事態は深刻化しているというのです。
経済面でも、百貨店各社の2月の売り上げが大幅に減るなど影響が大きく、
「消費と企業の投資が停滞しているこの状況は非常にまずい」と懸念の声も上がっています。
スタジオでも新型コロナウイルスの経済への影響について出演者がコメントし、
石田衣良は「ショッピングに行けないのは分かるんですけど」と前置きしながらも、
「通販があるじゃないですか」と自宅でも買い物ができると語りました。
これに対して坂上忍は「(この日の出演者で)通販番組でもやりますか?」と提案すると、
石田はこれに便乗するように「高性能マスク、1万円ね」と宣伝したい商品を挙げました。
新型コロナで高額転売などが問題になっている今、
不謹慎だと思われても仕方ないこの石田の発言に視聴者からは批判が殺到…。
「『高級マスク一枚一万で売ろう』とかこのジジイこんな状況下でマジなにいってんの」
「不謹慎だろ石田。シャレにならんぞ今のは」
「通販こそ色々な場所、色々な人を何人も経由して届く訳で怖いわ」
などと非難の声があがっていたようです。
全国各地で小中高校などが休校するなど、外出自粛中の過ごし方に頭を悩ませる人もいるだけに、
石田の思わぬ発言に多くの視聴者が憤慨しているようですね。
コメンテーターとしてもう少し自覚をもって発言してほしかったですね。