5日早朝、豊洲市場(東京都江東区)で 令和初となる新年の初セリがありました。毎年高値となって話題になる生の本マグロは、青森・大間産276キロに1億9320万円(1キロあたり70万円)の値がつきました。記録の残る1999年以降では、昨年の大間産278キロの3億3360万円(同120万円)に次いで、過去2番目の高値となりました!
最高値となったマグロを釣ったのは大間の親子漁師!
2018年10月に築地市場(東京都中央区)から移転してから2度目となる初セリは午前5時10分に始まった。威勢のいいかけ声とともに卸売場に並べられたマグロが次々と競り落とされていきました。
最高値となったマグロを釣ったのは、青森県大間町の大間漁協に所属するマグロはえ縄漁船・春栄丸(9・7トン)の山本昌彦船長(57)と、長男の昌平さん(30)の親子。津軽海峡で夜通し操業していたところ、豊洲市場で「一番マグロ」になったとの連絡が入ったそうです。
町に100人ほどいるマグロ漁師にとって、一番マグロを釣るのは「夢といえば夢」と山本船長。4年ほど前に漁船をエンジン火災で失う不運に見舞われた親子は、船上で「やったな」と喜び合ったということです。
山本船長は1キロ当たり70万円の値がついたマグロを「できるなら私も食べてみたいものです」と一言。
「大間の名を連続して上げてくれた。最高だ」と 大間漁協の坂三男組合長は 話しました。
金沢満春町長は「漁師たちはどの時期に勝負をかけるか試行錯誤している。沿岸漁業の漁獲枠をどう確保するかが今後の課題で、国への要望を強めていきたい」と話したそうです。
最高値の競り落としは去年に引き続き あの社長が…
ちなみに 最高値のマグロを競り落としたのは、昨年に続きすしチェーン「すしざんまい」の運営会社。
「お客さんに一番良いマグロを届けたいという思いだった。良いマグロを今年もお客さんにいっぱい食べてもらいたい」と 「すしざんまい」の木村清社長は語りつつ「でも(落札価格は)高いね」と 苦笑いしていたそうです。point 233 | 1
大間のマグロは 一攫千金の夢が膨らむ魚?
通常、大間のマグロは1キロで約1万円ほどが相場なのですが、初セリになると1キロで10万円にまで値がつり上がるとか?
一攫千金の夢が膨らむ魚なんですね!!
ところが、実際は そんなマグロをとれるのは一部の船だけなのだそうです。 ソナーや船の設備のクオリティが高いほど有利なのですが、それにはお金が必要です。もともとの資金力も関係してくるため、みんながボロ儲けとはいかないようです。
それでも、大間の海にかける 男のロマン?漁師たちの夢はいつまでも残ってほしいものですね…