来月13日から「屋内・屋外を問わず、個人の判断に委ねる」ことになったマスクの着用ですが 岸田文雄総理大臣:「今年、卒業式を迎える子どもさんたちは、この3年間ずっとマスクを着けて過ごしてこられましたが。ぜひ卒業式においては、お互いの笑顔を見ながら参加してほしい」と 卒業式や入学式については、“感染対策を講じたうえで、原則としてマスクは必要ない”との方針が示されました。
街の人からは、次のような声が聞かれました。 50代男性で脱マスク賛成派の方は「マスクしていると誰だか分からないという部分もあるし。ずいぶん落ち着いたと思うので、いいと思います」 また70代女性で脱マスク慎重派の方は「私の周りにいる同じ年代の人は、気を付けるって言っていますね。マスクは外せない」と言います。
脱マスクを巡っては、企業も動き始めています。 IT大手では6日から、社内の感染対策ルールを撤廃し、マスクの着用も任意にしました。企業関係者の話では「非常にコミュニケーションを重視するというグループですので。マスクがある時というのは、表情が見えにくいですとか、声が聞き取りづらいというような声が非常に多かったので。今回、マスクを任意にして、パーティションを取ることで、よりコミュニケーションを活発化できるというふうに考えています」 と言います。
脱マスクの動きが広がりを見せる一方で、SNS上では早くもこんな声が上がっています。 SNS上では「逆マスク警察みたいなのが出てきそうで怖い」というようにマスクをしている人にマスクを外すよう強要する、“逆マスク警察”が登場することを心配する声が出始めています。
加藤厚生労働大臣は、「個人の判断」となるマスクの着用について、「周りの様子に引っ張られるのではなく、自身で判断できる状況を作っていくことが大事だ」と呼び掛けています。
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