ドラマカルテットでは、松たか子、満島ひかり、松田龍平とともに一癖も二癖もあるビオラ奏者の役を演じ、実力派俳優とともに舞台さながらの会話劇を繰り広げお茶の間の話題となった高橋一生は、大河ドラマでは、主人公の幼馴染兼井伊家の筆頭家老・小野政次役を演じきるなど、2017年上半期に最もブレイクした芸能人として10代から60代まですべての年齢層で1位を獲得し大ブレイクしました。
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高橋一生の大ブレイク
話題のドラマと大河、2017年下半期も数々のドラマや映画への出演がきまっていることから、最近知ったという人も多いですが、実はその芸歴は長く、10代の子役時代から数々の作品に出演しています。昔からファンだったという人も多く、じわじわとバイプレイヤーとしてその名を世間に広めていったともいえます。
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最近ファンになった人では、こんな作品にも出ていたのと驚いたり、この役とこの役をやっていた人が同じ高橋一生だったなんてと思った人も多いでしょう。それは高橋一生のもつ魅力でもあり、芝居のうまさでもあります。周囲の俳優陣が天才というほどで、いつブレイクしてもおかしくなかったといえます。
不幸な役がまわってくることが20代までは多かった?
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いわゆる遅咲きブレイクといわれる高橋一生は数々の役を演じてきましたが、実はどちらかというと不幸な役がまわってくることが20代までは多かったのです。その理由としてあげられているのは、彼の生い立ちから滲み出る陰の部分が関係しているともいわれています。
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今でこそ、クシャッと笑う顔の印象が強い高橋一生ですが、もともと幼少期は静かな子で実父も亡くなっており、母親の2度の再婚など複雑な家庭環境の中で形成された人生観のようなものが滲み出ていたともいえます。加えて、2000年に放送された人気ドラマ、池袋ウケストパークでは引きこもり役を演じたころから、そのイメージが強く、暗く、不幸な役を配役されることが多かったのです。
Womanへの出演をきっかけに陽の役が回ってくる
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本人もテレビ等で語っていますが、2013年のWomanへの出演をきっかけに陽の役が回ってくることも多くなりました。脇役を演じることが多いですが、物語の重要な役を任されることが多い俳優さんです。最近では不幸というよりも、想いを寄せる人となかなか成就しないという役柄が続いており、不憫でならないと視聴者から同情する声もあがっています。また、女性の心をくすぐる声も魅力的でナレーションや声優としての仕事経験もあり、今後の活躍がますます見逃せない俳優さんでしょう。