国民的アナウンサーとしてNHKに27年間務め、突然の退職を発表した有働由美子アナ(49)。退職とともに、昨年10月より深夜の情報番組『news zero』(日本テレビ系)のメインキャスターに抜擢され、今や無くてはならない存在となっています。そんな有働アナが就任からまもなく1年を迎えようとしているところで、番組の士気を高めているといいます。
日本テレビ関係者によると、「最近の有働さんは『NHKにいたころよりも言いたいことが言えるようになってきた』と手応えを感じているようです。親友の石田ゆり子さん(49)をはじめ、自ら対談相手をブッキングしたりと、前向きです」と、縛りが多いNHK時代とは違ってのびのびとアナウンサーの仕事ができることに、有働アナはやりがいを感じているのかもしれません。
しかし、1日の最後に会う“顔”としては厳しい意見も多く、苦悩もあったといいます。「有働さんに代わった当初は、視聴者から“真面目すぎてつまらない”といった厳しい声が寄せられ、視聴率が1桁台になることもありました。『私が世間とズレているのかな……』と悩んだ有働さんは、同じ事務所のマツコ・デラックスさん(46)にたびたび相談していたそうです」(前出・日テレ関係者)
そんな、視聴率に伸び悩み成果も出せずにいたなか、7月に同局で放送された参議院選挙特番『zero選挙2019』で司会を務めた有働アナは、この日の放送で民法トップの視聴率10.
6%を記録するという偉業を成し遂げました。他局の人気特番よりも視聴率を獲得し、着々と同番組の人気も回復してきているようです。
さらに、有働アナはこの機会に番組スタッフとも信頼関係を築こうと様々な試みを実行しているといいます。「番組の人気も安定してきたことで、有働さんにも余裕が生まれてきました。自ら現場スタッフに『飲みに誘ってほしい!』と声をかけるなど、熱心にコミュニケーションを取っているそうです。選挙特番の前には、有働さんが『いい番組を作りましょう!』と、1人2千800円もする叙々苑の焼き肉弁当を自腹で100人分差し入れたそうです。彼女の心意気に現場の士気もかなり高まったと聞いています」(前出・日テレ関係者)太っ腹すぎる有働アナのスタッフへ気遣いには、1年支え続けてくれたスタッフへの感謝の表れなのでしょう。
同番組の視聴者も、「最近は慣れてきた感じで、スポーツのところとか少し抜いてきてる感じで、有働さんらしさが出てきてるような」「メディア通じての話の振り方などまだまだ硬いなって思うけど私は大好きなアナウンサーです」「確かにZEROの当初から雰囲気が変わってきた。」と有働アナの変化を感じているようで、これからのさらなる活躍に期待が高まっています。