子どもはどんな理由であれ可愛い存在ですが、中には「毒親」とも呼ばれるひどい親もいるようです。とある家庭の少女が生後2ヶ月の時に父親からヒドい仕打ちをされ、現在も顔にその後遺症が残ってしまっているというのですが、そんな彼女がとある日、父親への仕返しに成功したといいます。
父親から塩酸を撒かれた少女
インドに住むこちらの女性。生後2ヶ月で、自身が女の子という理由で父親の虐待に遭ってしまいます。授乳中に、父親が母親に対して塩酸を撒いたのでした。この事故により母親は治療もままならない状態のまま亡くなりました。
塩酸を一緒に浴びてしまったこちらの女性は顔と首が溶けてしまい、命に関わる状態ですが、病院で奇跡的に命を取り止めます。彼女がその事実を知ったのは保育園の時。自身の顔がこのようになってしまったのは父親のせいだと全て分かった彼女は激怒します。
父親に対する仕返しとは?
父親のせいで母親は亡くなり、自身にも一生の傷を残しただけに、彼女が怒るのも当然です。このような幼い頃のトラウマで非行に走る子どもも少なくない中、彼女はむしろ父親を反面教師に考え、正しい道へと進んだのです。今まで孤立した人生を生きてきた彼女。成人した後、まず先に起こした行動が塩酸テロの犠牲者を助ける財団を設立するというもの。そのおかげで現在は約20名の女性たちが勉強をしたり、職業探しをしたりと、本来の生活を取り戻しているそうです。point 284 | 1
彼女いわく「ありのままの自分の人生を愛している。父親は私の顔を変形させることはできても、魂までは変えられない」と話しています。そして「塩酸テロの犠牲者の見本になりたい。自身の存在を受け入れる時が最も幸せだということを教えてあげたい」と言う彼女は、現在は女性指導者および政治家とともに塩酸テロの被害女性のための支援をしています。自身の生き方を堂々と語る彼女に、世界中から激励の声が相次いでいます。point 253 | 1
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