安倍晋三元首相の銃撃事件逮捕された山上徹也容疑者のツイッターのアカウントが判明。山上容疑者がツイッターに綴ったのは「憎むのは統一教会だけだ」「結果として安倍政権に何があってもオレの知った事ではない」などといった恨みの数々でした。
山上容疑者が自身のツイッターで宗教団体「世界平和統一家庭連合(旧統一教会)」を批判する投稿をしていたことが17日にも明らかになりました。初投稿は約3年前で、以前から同連合に恨みを持っていたことが改めて浮かびあがりました。
山上容疑者のものとみられるツイッターには「オレが14歳の時、家族は破綻を迎えた。統一教会の本分は、家族から巻き上げさせたアガリを全て上納させることだ」などとつづられ、同連合を「不倶戴天の敵」と表現していたほか、「祖父の目を盗んで金を統一教会に流していた母をとがめる者はもういない」といった内容も。
山上容疑者が当初狙っていたと供述している同連合の韓鶴子総裁について20年8月には「今年はおそらく鶴子は来ないだろう。それはオレにとって吉か凶か」といった犯行を示唆する内容もありました。その一方で、「オレは努力した。母の為に」「母を信じたかった」など肉親への複雑な思いものぞかせていた山上容疑者。
安倍政権のやり方が常に正しかったとは全く思わないが、結果として正しかった事を評価できなければその正しさは失われる。安倍晋三という人間の政治手法を否定する為に結果まで否定する必要はない。
ADVERTISEMENT — silent hill 333 (@333_hill) August 27, 2020
安倍氏については、敵視したり、殺害を示唆したりする書き込みはなく、Twitter上にはむしろ安倍政権を一定評価するものが多かったこともわかっています。山上容疑者のアカウントのフォロワー(登録者)は1件、フォロー(登録)しているのも週刊誌の公式アカウントなど2件しかなく、知人に見てもらうためのものではなかったとみられますが、自身の思いが綴られたTwitterのアカウントに驚きを隠せない人も多く見られるようです。
ネット上では以下のようなコメントが寄せられています。
「手紙といいツイッターといい遺書のつもりもあったのかもしれない。」
「全て同情ではないが、もっともっと彼の話を聴いてあげてほしい。直ぐに逮捕されてから素直に話していると思う。」
「銃撃事件を起こす前に自分の思いを綴った手紙とツイッターを残していたのは、その後の覚悟を決めていたということかもしれない。」
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