すのこはもともと、防湿が目的のアイテムです。湿気の溜まりやすい場所にある家具や布団の下に敷くなどの利用をします。角材と薄い板で作られたすのこを敷くことで、空気の流れができて湿気対策になります。
しかし、近年ではdiyとして利用することが多く、様々な使い方をされています。
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すのこは木材でできているため、ネジを使うことによって棚を作ることができたり、マガジンラックや食品や調味料を収納するラックなどを作ることができます。簡単にはり合わせるだけでできるため、不器用な人でもいろいろなものが作れると人気です。
そんなすのこは様々なアイテムを作ることができますが、中でも大きなものとしてはテレビ台が挙げられます。
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すのこを使ったテレビ台をdiyしたいという場合には、まずすのこを用意します。すのこはホームセンターや100円ショップ、大型スーパーなどで手に入れることができます。すのこを85㎝×45㎝を10枚、カナヅチ、ノコギリ、ペンチ、木工ボンド、必要であればニスやオイルステインを用意します。テレビ台をすのこで作る場合、すのこの色が合わなければニスなどで色をつけていきます。ニスは木材の材質を保護する音ができ、木目を引き立てる効果などがあります。
水溶性のニスは汚れ防止などになり手軽に塗れて初心者向きです。ムラも出にくくマットなものやツヤが出るものなどがあるため、部屋の雰囲気にあった色などを選び塗っていきます。
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オイルステインは顔料の一種になります。ホームセンターなどで販売しており、材質に浸透して着色します。刷毛運びも良いため気持ちよく塗ることができ、塗料の伸びがよくペンキよりも粘度が低いことから素人でも簡単に扱えます。
浸透するため木目綺麗に出て刷毛の跡を気にせずに塗れます。また、乾くのが早いことからすぐに2度塗りすることが可能です。
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すのこを塗って乾いたら、部屋の大きさに合わせてすのこをカットしていきます。45㎝の奥行きが良いという場合にはカットする必要はありませんが、それよりも小さいものが良い場合には端の一枚をノコギリでカットします。
6個のすのこは真ん中2つの下駄を外します。下駄は使うためとっておき、板に残っている釘を抜いておきます。
取り外した下駄を端の下駄の内側に木工用ボンドでくっつけます。残っている下駄を太くするような感じになります。
下駄の太くなったすのこが6個できたら、そのうち4個を下駄のラインで内側から切っていきます。L字のパーツが8個できると思います。
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L字のパーツを、上下二段にくっつけ、それらをカットしていないすのこの下駄にボンドでくっつけていきます。これを2個分繰り返していきますが、くっつけるときには下駄の釘をカナヅチでめり込ませることがポイントです。
できた2つのパーツは更に重ねるようにして木工用ボンドでつけていきます。空いた部分はテレビ台の中だな部分になります。
棚板の高さは10㎝程度になるため、ブルーレイディスクレコーダーやプレイステーション4などの機器は横置きにすると約5㎝ほどですので十分に収納できます。
最後に、棚の下にすのこを3個、最後に上に1個つけることで完成です。
強度が不安な場合には余った板を後ろの両足に縦につけることによって強度を高めることができます。
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この作り方ですと高さは40㎝程度になります。もっとたかさを出したい時には上下のすのこを増やして調整していきます。
すのこは木材でできているため、ある程度いろいろな部屋の雰囲気に合わせることができます。
ショップで買えばそこそこの値段がしてしまうテレビ台も、diyをすることで簡単にオシャレなものを作ることが可能なため、チャレンジすることがオススメです。