性別適合手術では、内外の性器を他の性別の特徴に似たような形態をとらせることができるため、ほとんど他の性別の体に近いものになることができます。性転換した人の術後の写真や、手術についての説明をしていきます。
性別適合手術の方法は?
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性別適合手術について、性別を変えるというぼんやりしたイメージを持っている方のほうが多く、手術でどんなことをするのか、手術をするためにやっておくホルモン投与のことについて、知らない方は少なくありません。性別適合手術をしたことで、性同一障害から解放され、喜ばしい結果をもてたという人の情報は、サイトなどに掲載されていることも多いですが、その後の人間関係や、術後の体調不良に関しては触れられていないものが多いです。そのため、安易に性別適合手術を行うというのはやめるようにしておきましょう。女性が男性へと性転換をする場合は、男性が女性に性転換する時よりも多くの段階を踏む必要があります。手術の回数も5回と多くなっているため、外国での手術を希望している場合は、日程の予定を考える必要があります。男性が女性になる場合では、陰茎会陰部皮膚翻転法という方法が世界的にもメジャーになっています。この手術を行う場合は、手術をする前に、女性ホルモンを何年か続けて投与する必要があります。
手術のリスクについて
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性転換をしたことに喜ぶ声は、サイトやテレビ、性別適合手術を受けた人の感想などを聞いて、知っている方も多いはず。ですが、性別適合手術をしたことで性同一障害から解放されたことに安堵したり、望んでいた性別になれたと喜ぶ声だけを見ていては、手術のリスクをつい見逃してしまいます。性別適合手術は、言ってしまえば健康体にメスをいれる手術です。手術が終わった後にも、個人差はでてきますが、体調不良が出て、心や体が疲れやすくなるという方もいます。また、性別適合手術をしたことを知られたくないからと、健康診断をしないために就職を拒む人もおり、性転換したことが周囲に知れるのではないかと不安を抱え続けて生活している人もいます。性別適合手術は心身において負担をかけるもので、他にも、人間関係について大きく変えてしまうものでもあります。性別適合手術をして自殺をしたという人もいるため、性転換をすることで幸せになれるとはいいきれないという声も多く上がっています。こうしたリスクを見直してから、性別適合手術を受けるかどうかを決めるようにしましょう。
男性から女性に
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海外の地では、男性から女性になった人で、モデルや女優をやっている人が多くいます。望んでいた性別を手に入れて、自分のやりたいことを思う存分に行っている方が多く、手術後のリスクなども背負って生活しています。ですが、海外で開催されている女性だけのコンテストなどには、生まれながらの女性ではないからという理由で参加権利を剥奪されている場合もあり、完全な女性として世間から認められるのには、まだ時間がかかりそうだという見解も出ています。
日本での性別適合手術や戸籍変更について
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性別適合手術については、タイで行うほうがいいとよく言われています。日本で性別適合手術を行っている病院は少ないため、ほとんどの方が、費用も安く、性別適合手術が盛んに行われているタイへと手術をしに行くことが多いです。また、日本では性同一障害特例法によって、戸籍変更の条件が変わり、性別適合手術を受けていなくとも戸籍を変えることができるようになりました。そのための条件としては、2人の医者から性同一障害であると認められ、成人していることが条件です。他にも、婚姻をしていない、現在未成年の子どもがいないなど、いくつかの条件をクリアすれば、戸籍を変更する許可がおります。
まとめ
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性転換に憧れる方はいますが、性別適合手術をする場合は、そのリスクもきちんと知った上で手術を行ってください。