タレントの土田晃之(46)が16日、フジテレビ系「バイキング」(月~金曜前11・55)に生出演。
賛否両論が巻き起こっているアンパンチ論争について、「教育する能力がない人が作品のせいにする」と、アンパンチは暴力的だとする人たちへ反論しました。
一部ネットメディアが配信した記事に端を発し、アンパンマンが「アンパンチ」でばいきんまんを倒す描写を見た幼児が暴力的になる可能性について、賛否両論が飛び交っているこの問題。
同番組では、大人気アニメ「それいけ!アンパンマン」で、アンパンマンがバイキンマンへアンパンチを繰り出し、めでたしめでたしとなる展開に、「暴力で解決」との考えを植え付けないか?との意見が出ていると論争を呼んでいることを特集していました。
土田はアンパンチ論争について、
「僕は全然“暴力的にはならない派”ですよ」とコメント。
「うちの子どもたちも(幼少期に)アンパンマンもちろん見てましたけど、全然暴力的でもない。一番は、そういうのがあった時に親がどう教育するかが大事。この教育する能力がない人が作品のせいにする」と考えを述べました。
続けて、「僕らの世代なんて、晩ご飯の時間に“北斗の拳”っていうのやってましたからね。100発相手を殴って、殴られた人が爆発するのを見ながら(育った)。だからって、我々(が暴力的だとか)何かあります?どういうことなのか、教育で説明するのが大事」と主張し、自身の体験を元にコメントしました。
また、アンパンマンは低年齢向けで、男の子の場合その後は仮面ライダーとかウルトラマンを見て育つと指摘。
「ライダーはキックしてくるんですよ。(子どもと遊ぶ時は)自分が主役として子どもはくる。その時に僕は、1回も子どもたちと戦ってる時に負けてあげたことないですから。ウルトラマンとして挑んできても、僕はいつも持ち上げてベッドとかに投げたりする。でもこれは、要は『とと(土田家での自身の呼び方)はウルトラ兄弟より強いからね。ととにだけ戦いは挑んできていいよ』と。ただ『1回も効かない、お前らのパンチは』と。そういう教育でしたね」と、自身のエピソードを語る場面もありました。
この土田の意見に対して、お笑いコンビ「アンガールズ」の田中卓志(43)も、
「僕も同じ(暴力的にはならない派)で、子どもっていうのは、どうしてもアンパンチ見たらアンパンチするっていうか、表面的な部分だけを拾うから、立体的になんでこうなったかを伝えるのも親の役目。そのチャンスだと思えばいい」と述べ、
「アンパンチ見て暴力的になるような子どもは、何しててもいずれ暴力的になる可能性がある。早めに矯正できるチャンス」と話していました。
アンパンチ論争が一部のネット上で幼児に悪影響を与えるのではないかと騒がれているこの問題。
ネット上では以下のようなコメントが寄せられています。
「おかしな世の中になったもんだ。」
「文句言ってる保護者は、実名でカメラの前で私見を話して欲しい。」
「自分の正義を通したいなら相手よりも力が必要という、当然の摂理と、力は誰かを助ける為に使うんだと言う信念を教えてくれるアンパンマンは尊い。」
「見せなければ良いのでは?もし見せてもそっちがちゃんと躾ければ良いだけの話。毎週30分の番組を見せ続けて暴力的になったならそれは親の躾が出来てない証拠だと思う。」