北海道出身の歌手はたいへん多く、演歌からニューミュージック、JPOPまでそのジャンルは幅広いものとなっています。北海道で才能を見出されて全国的に有名になった歌手、大御所としての地位を確立した歌手、地元北海道をメインに活動を行っている歌手など、その活躍の方法もさまざまです。
誰もが知る歌手について、気になる出身地やその経歴などを調べていきましょう。北の大地が育んだ歌手の歌声が聞こえてくる気分になれるかもしれません。

昭和時代の代表的な歌手

写真：アサ芸プラス

北海道出身の大物演歌歌手といえば北島三郎が真っ先に挙げられます。

北島三郎は、知内村（今の知内町）出身で函館西高等学校に進学し、その高校在学中に開催されたのど自慢大会をきっかけとして歌の道に進みました。
高校を中退後、東京の音楽学校に入学したあと徐々に才能を見出され、今では誰もが知る一流の演歌歌手としてその地位を確かなものとしています。

また、演歌以外にも大物と呼ばれる地位を確立した人もいます。中島みゆきもその一人です。

写真：YouTube

中島みゆきは札幌市出身のシンガーソングライターで、子供時代は岩内や帯広などの北海道内で過ごしました。
帯広市内の高校に通うかたわら、

北海道大学のフォークソングのメンバーとの交流をすすめ、数多くのコンテストに入賞していたというアマチュア時代の逸話もあります。
デビュー前にすでに多くのファンを獲得しており、デビュー後はソングライターとしての実力も高く評価されています。

写真：Blogos

北海道の裕大な自然によく似合う伸びやかな歌声で道民のカリスマとも言われているのが松山千春です。

松山千春は道東の足寄町出身で、ニューミュージック界の大御所とも言える地位を固めています。

高校在学中にフォークソングコンテストに出場し、地元ラジオ局のコーナーでメディアデビューをはたすなどの活動を続けており、メジャーデビュー後は一気に知名度も上昇して人気を集めました。

北海道出身の実力派歌手や有名ロックバンド

写真：Pinterest

写真：Yahoo!ニュース

娘の宇多田ヒカルがスターダムにのし上がったことでも知られている藤圭子も北海道出身です。

旭川出身で、17歳の時に岩見沢市内の雪まつり会場で歌っていたところを音楽関係者の目にとまりスカウトを受けたことが全国デビューのきっかけとなっています。

写真：アマゾン

同じ旭川出身といえば、ロックバンドの安全地帯があります。

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メンバーの玉置浩二を中心に高校在学中から演奏を続け、旭川郊外の農家の廃屋を活動拠点とするなどの地道な活動時期もありました。

写真：ふたカラ.com

1982年に井上陽水のバックバンドとしてメジャーデビューを果たした後、

写真：Sumally

その翌年の「ワインレッドの心」が大ヒットして一気に知名度と人気を獲得しました。

安全地帯というバンド名の由来は、当時の旭川市内を走っていた路面電車の停留所に示されていた道路標識（安全地帯）に由来しています。
Vの字型に見えることからビクトリーのVにかけて名付けたということです。

写真：ニコニコ大百科

平成時代に入ってからの絶大な人気を誇っているのがGLAYです。

函館出身のビジュアル系バンドで、ライブ動員数の日本記録を有していることでも知られています。
1988年に結成後、1994年のメジャーデビュー以来数々の記録を塗り替えてきました。
灰色を示すGLAYは、函館の空の色にも関係しているということで、全国区の人気を得た今でも函館のファンを大切にしているバンドです。

まとめ

写真：ビジネスイラスト無料素材

北海道は広大な面積をほこる地域であるため、北海道内の各地からたいへん有名な歌手が輩出されています。いずれも日本国内の人気はもちろんですが、北海道内に数多くのファンを有していることでも共通しています。北海道にちなんだエピソードも多く、地元愛が感じられる歌手が多いことも特徴です。
地元のあたたかいファンに支えられ、優れた良い音楽を生み出していく北海道出身の歌手はこれからも活躍を続けてくれることでしょう。