JR東日本千葉支社は14日、20代の男性運転士が7月、JR外房線で普通電車の乗務中に居眠りしていたと発表しました。運転士がうとうとする様子を乗客が動画撮影し、ツイッターに投稿して発覚しました。停車位置の誤りなどトラブルはなかったとしています。
千葉支社によると、動画は約30秒間で、7月25日午後5時ごろに蘇我-永田間で撮影されたとみられます。動画を見た報道機関から14日に問い合わせがあり、運転士に確認したところ、居眠りを認め「一時的に睡魔に襲われた」と話したといいます。
「千葉県を走るJR外房線で先月、運転士が居眠り運転をしていたことが明らかになりました。
先月25日の午後、電車の乗客が撮影した映像です。運転席に座りながら居眠りをする運転士。電車の揺れに合わせ、身体が細かく左右に揺れています。
撮影した乗客によりますと、JR外房線の蘇我駅から永田駅の間、およそ8分間ほど居眠り運転が続いたということです。
JR東日本によりますと、運転していたのは20代の男性運転士で、「うとうとしてしまった」と居眠りを認めているということです。居眠りの影響によるダイヤの乱れなどはありませんでした。
JR東日本は、「不信感や不安を与えてしまったことを深くお詫び申し上げます。二度とこのようなことのないよう指導を徹底いたします」とコメントしています。」と、メディア各局がこの様なニュースを報じ、話題となっています。
千葉支社は「信頼回復に取り組み、指導を徹底する」としています。
このニュースが全国的に流れた際、ネットユーザーの多くはもちろん居眠り運転をした張本人が悪いとしながらも、何も起こさずに撮影をしていた撮影者も悪いのではないかと批判がされております。この動画を撮影した人は、撮影したのちにSNSにアップロードをし事態が発覚したということですが、なぜ動画を撮影する前に起こさなかったのか⁇ということに対して批判がされているのです。
動画の撮影者はテレビの取材に対して「うつろうつろしてて、ちょっとたまに長めに下向いて寝てる感じ。それが繰り返されてました。見たら寝そうだなと『あっ寝てるな』とすごくわかりやすくて」などと発言をしているほか、「たくさんの人を、毎日、人を乗せているものなので、事故とか起きたら大変だし、怖いなと思いました」と自分の撮影のことは棚に置いといて運転士が一方的に悪いという表現をしているのです。
問題のJR外房線の居眠り運転をした撮影した撮影者は、動画を撮影する前にすぐさま運転士を起こすべきだったと思われますが、なぜか居眠り運転をする様子を撮影しているだけなのです。
おそらく撮影者は、SNSに投稿して「電車で居眠り運転をするなんてひどい‼」「拡散してもっと知ってほしい」という意図を込めて投稿したのでしょうが、Twitterユーザーなどから自分の思惑とは全く逆の反応が返ってきてしまったのです。
現代社会ではこうした案件などがあった際に、すぐにネット上に投稿をする風潮があります。
JR外房線の運転士が居眠りしてるニュースを見ましたが、動画の撮影者が100倍タチが悪いですね。声をかけて起こせばいいだろって話ですよ。それを運転士だけが悪いって切り取る報道はどうかと思います。撮影者は人としてヤバいですよ。
ADVERTISEMENT — れんれんちゃん (@seppuku0521) August 14, 2019
2019年5月4日午後0時50分ごろには、大阪駅南側にある駅ビル「サウスゲートビルディング」の16階から女性が約60m下の歩道に転落し、亡くなるという事故が発生したのですが、この事故もリアルタイムでTwitterに女性がとび降りる瞬間の動画が投稿され、物議を醸しました。
この事案に対してはスマホですぐに撮影するのは、狂気の沙汰であるとして多くのTwitterユーザーが撮影者を批判したことでも知られております。
大阪駅で飛び降り自殺があった。
一部始終を目の当たりにしたけど、
とりあえず胸糞悪い。まわりの傍観者は、狂ってる。
飛び降りそうってわかってる中、
必死に立ち止まってスマホのカメラで撮って一体何がしたいの。こういう狂気じみたところ見ると、
ほんま人間って醜いなぁって思う。ADVERTISEMENT — 杉田 聖輝 (@takateru0101) May 4, 2019
こうした現象はスマホやSNSが発達しすぎた現代社会が作り出したものであり、まさに今回の居眠り運転の件も、現代社会を投影したものであるとみて間違いないでしょう。