写真：twitter @lovetoqLV290
痴漢の件数が多いイメージのある電車の路線として埼京線の名前を出す人は多くいます。実際に痴漢の摘発件数を見てみると、埼京線がワースト1、2のいずれかとなっています。以前には、痴漢をするためにわざわざ埼京線に足を運ぶというケースもあり、問題となっています。近年、埼京線には防犯カメラなどがついており、痴漢の件数は減ったとも言われていますが、そのほかの路線に比べれば、まだまだ件数としては多いのが実情です。なぜ埼京線がこうしてクローズアップされてしまうのかですが、その背景には、埼京線特有の事情が大きく関係していると言われています。point 336 | 1
写真：blog.livedoor.jp (photo by whalt)
埼京線は車両によって混雑率にかなり偏りがあるとされています。混雑率だけを見れば、朝のラッシュ時で180％程度となっており、もちろん十分な混雑ではあるものの、混雑率だけを見ればそれ以上の路線があるため、それだけでは埼京線が痴漢が多いと裏付けるのは難しいものがあります。しかし、埼京線はある号車だけ異常に混雑していることがわかります。それは1号車に集中しているという事実と、そこにだけ防犯カメラがついていることから証明できます。朝のラッシュ時は1秒でも早く改札を抜けたい、会社に行きたいという気持ちが働くため、改札の近いところに集中する傾向にあるからです。point 365 | 1
写真：learnjapanese123.com
埼京線の場合、1号車方面に改札が集中していることもあり、多くの人が1号車に乗り込み、すぐに改札を抜けようとします。当然、混雑率は180％とはならず、それ以上の混雑率となっています。こうした混雑率は利用者全体のものであるため、混雑率に濃淡が出るのは当然のことです。埼京線にも女性専用車両がありますが、改札から最も遠い位置の車両に設置しているため、安心と言えば安心です。しかし、それだけ距離を歩くことになり、結果として女性専用車両ではなく、物理的に改札に近い車両を選び、結果として痴漢に巻き込まれてしまうというのが現実です。point 339 | 1
写真：home.kingsoft.jp
そのため、痴漢が行われやすく、女性がその餌食となってしまいます。こうした傾向は埼京線に限ったことではなく、特定の場所がやたら混雑をするような路線で見られます。私鉄の中には特急などがありますが、特急の混雑率は相当なものとなっており、目に見える混雑率以上のものとなっています。つまり、こうした電車内の痴漢は身動きがとれないほどの混雑率のところで発生することは明らかであり、埼京線の場合もこのケースに該当します。そして、すべての車両に防犯カメラがついているわけではなく、特定の車両にしかついていません。point 323 | 1
写真：securityvideocamera.org
女性として対策を立てる場合、女性専用車両に入るのが確実な対策となります。また、できるだけ混雑率の低い時間帯に通勤をすること、そして、埼京線以外で通勤ができる場合にはそちらを利用するのも1つです。また、防犯カメラがついているから安全なのではなく、防犯カメラをつけなければならないほど、そこで痴漢が頻発しているということを知る必要があります。不安であれば、今乗っている電車の1本、もしくは2本前の電車に乗り込み、それで通勤をすることをおすすめします。そうすれば、女性専用車両から歩くことができ、余裕を持って通勤通学をすることが可能です。point 348 | 1
実際の痴漢は、女性の露出が多いからやるとか、性的興奮のためにやるというのではなく、バレないように楽しむというスリルを味わうためにやっています。そのため、露出がないようにしたとしても、痴漢に巻き込まれてしまうときはあります。また、人が多いと、仮に勇気を出して痴漢を突き出したとしても、実はまったくの無関係だったということになれば、むしろ悪者になります。それを防ぐためにも、混雑をできるだけ避けるというのが確実な対策です。point 209 | 1