タレントのヒロミさんが今月26日に放送された『スッキリ』に出演し、北海道知床の観光船が遭難した事故について言及しました。
ヒロミさんは、船長が戻ると判断したのならば、会社が何と言おうとすぐに戻れる状況にしておくべきだと自身の考えを述べました。これに対して、ネット上では賛否両論がありました。
ヒロミさん自身、船舶免許を取得しており、船で一番怖いのは風で、風が吹くと波が高くなるから気を付けないといけないと説明しました。観光船が出航したとき、海がかなり荒れていたことから、なぜすぐに戻らなかったのかと船長の判断を疑問視していました。そして、会社が何と言おうと、船長が引き返すと判断したならすぐに戻れるという状況を作っておかなければダメだと指摘しました。
この考えに、ネット上では、「まだ原因不明だけど、多分前から同じような状況で何度も出航してたんだろうね。ここだけじゃなくて他の観光船でもあるんじゃないかと思う」「不思議なことに日本の企業って現場の判断で臨機応変に動くことを許さないからね。また同様の事故が起きないとも言い切れないよね」「同じことが起きないように、安全を徹底する制度を作って見直す必要があると思う」などの意見が寄せられました。
この運航会社は最近社長が代わり、ベテラン社員が全員解雇されているといいます。また、コロナ禍で借金を抱えていることもあり、社長の指示で運航を強行したと言われています。これに対しネット上では、「ヒロミの意見は正論だけど、社長の指示を無視したら最悪クビになるんだぞ。そこはどう考えてるんだ」「ヒロミはサラリーマンを経験したことないからそんなことが軽く言えるんだ。従業員はよほどのことがない限り、社長に言われたら断ることはできないと思うよ…」「船長だけを責めるのはどうかと思う。一番悪いのは金儲けしか考えていないの社長だ」「社長の命令だったら、台風でもない限り断れないだろうなぁ。それが日本のサラリーマンの現状」と、日本の社会についての意見も挙がりました。
ヒロミさんの意見は正論ですが、船長も船長なりに苦渋の決断をしたのも確かかもしれません。
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